見たことないぞ キマダラカメムシ

10月に入り、校内で見慣れないカメムシを見かけるようになりました。
調べてみるとキマダラカメムシであることが分かりました。
そして、各地域で問題視されていることを知りました。
キマダラカメムシ  カメムシ目 カメムシ科
分布域は東南アジアから南アジア。もともと日本には生息していなかった種です。
日本では九州全体から太平洋側にかけて、関東まで分布しています。
日本で最初に発見されたのは1770年代で、長崎県にある出島が最初のようです。
江戸時代ですね。新種記載は1783年に行われています。
その後の発見はなく、1930年代に長崎県で再発見されました。

2000年代になり、温暖化の影響でしょうか、分布域が北上、東進し、関東地域に達しています。
近年、分布域を急速に拡大しており、ついに宮津市でも見るようになりました。
本種の主なエサは、広葉樹の樹液です。
果樹等、農作物への被害に関しては、まだ分かっていないということです。
しかし、警戒と観察を継続する必要があります。