不思議な生物・サルパ 他 マリンバイオ 2024.10.23 10月13日(日)本校桟橋において、たくさんのサルパの一種を観察しました。年に数回、観察することがあります。 サルパの一種クラゲに似ていますが、分類学上、ホヤに近い生物です。クラゲは刺胞動物で、イソギンチャクの仲間。サルパは尾索動物で、ホヤの仲間です。そして、ホヤなどの尾索動物は分類学上、脊索動物に含まれます。つまり、大きな分類のグループで見ると、クラゲよりも人に近い生物ということになります。浮遊生活をしているため、プランクトンというカテゴリでは、クラゲと同じです。 本校桟橋魚類相調査 目視観察 サルパは先端の口のような部分から海水を吸い込み、それを排出する勢いで移動します。この時、同時にプランクトンを食べており、移動と食事が一体になっているのです。 本校桟橋魚類相調査 カゴ調査 この日はカンパチが入っていました。稀に採集することがあります。これまでに撮影できたサルパたち(種類は不明です) 2013年4月27日 2015年5月31日 2019年6月13日 2020年5月15日 海面に漂う死骸 2021年3月28日 Post Views: 123