不思議な生物・サルパ 他

10月13日(日)
本校桟橋において、たくさんのサルパの一種を観察しました。

年に数回、観察することがあります。
サルパの一種
クラゲに似ていますが、分類学上、ホヤに近い生物です。
クラゲは刺胞動物で、イソギンチャクの仲間。サルパは尾索動物で、ホヤの仲間です。
そして、ホヤなどの尾索動物は分類学上、脊索動物に含まれます。
つまり、大きな分類のグループで見ると、クラゲよりも人に近い生物ということになります。

浮遊生活をしているため、プランクトンというカテゴリでは、クラゲと同じです。
本校桟橋魚類相調査 目視観察
サルパは先端の口のような部分から海水を吸い込み、それを排出する勢いで移動します。
この時、同時にプランクトンを食べており、移動と食事が一体になっているのです。



本校桟橋魚類相調査 カゴ調査
この日はカンパチが入っていました。稀に採集することがあります。




これまでに撮影できたサルパたち(種類は不明です)
2013年4月27日
2015年5月31日
2019年6月13日
2020年5月15日 海面に漂う死骸
2021年3月28日