アマクサクラゲ

本校桟橋においてアマクサクラゲを観察しました。
8月21日(水)~23日(金)にかけて多く見られました。
その後も少ないですが、目視されています。
アマクサクラゲ Sanderia malayensis
旗口クラゲ目 オキクラゲ科
8月21日(水)、たくさんの見慣れないクラゲがいることに気付きました。
触手は長く、危険な感じが漂います。
図鑑で調べてみると、すぐにアマクサクラゲであることが分かりました。
天草地域で多く見られることから、この名が付けられたそうです。
主に九州地域で見られるクラゲで、マリンバイオ部が魚類相調査中に観察したのは初めてです。
日本海側では、富山湾以南で生息するとされています。富山湾での確認例は少ないそうです。
太平洋側での分布は、神奈川県以南です。
触手の毒は強く、傘にも刺胞があります。
小魚やクラゲ等をエサにしています。
他の種類のクラゲを好んで食べますが、共食いはしません。
傘の直径は15㎝前後で、大きな個体では20㎝に達します。
平年より日本海の海面水温が高く、対馬暖流の勢力は平年並みか平年より強いため、流れてきたと考えられます。
※気象庁発表による海面水温・海流予報から