テナガエビ種苗生産開始

テナガエビ種苗生産開始
マリンバイオ部では、2016年にテナガエビの完全養殖に成功しました。

完全養殖とは?
天然親魚を育成して産卵させ、その卵をふ化さて稚魚に育て、さらに成魚・親魚(F1)へと育てます。この人工で親魚にまで育てた個体に産卵させ、稚魚を得て生産サイクルを完成させることを完全養殖と言います。累代繁殖も同じ意味です。
マリンバイオ部では、メダカ(多品種)、金魚(多品種)、ナガレホトケドジョウ(絶滅寸前種)、ハーフオレンジ レインボー(熱帯魚)、マダイ
養殖対象種、ヒラメ(養殖対象種)、イサキ(養殖対象種)において完全養殖、累代繁殖に成功しています。また、2016年に成功したテナガエビの完全養殖は日本初です。
テナガエビ親魚(親エビ)育成水槽
6月18日(火) テナガエビの抱卵個体を確認しました。
抱卵個体回収
ふ化槽へ収容された親魚エビ
この日、3個体を確認しました。
7月1日(月) だいぶ卵の発生が進んでいます。
ふ化に備えて、浮遊幼生収容水槽を設置しているところです。
7月3日(水) ふ化が始まりました。
育成水槽に収容されたテナガエビ浮遊幼生
親エビ水槽管理の様子。底掃除をしています。