珍魚 テングハコフグを飼育中

11月20日(月)
漁師さんからテングハコフグをいただきました。

宮津市田井漁港
「変わったハコフグが獲れたけど、どうだ?」
という連絡をいいただきました。
さっそく漁港へ急行!
おでこが出ています。テングハコフグかな?
持ち帰り、水槽に収容。
調べると、やはりテングハコフグでした。

背中の模様が独特で、吻(ふん)部が突き出ています。
熱帯域の魚のため、少しずつ飼育水を加温して様子を見ることに・・・。
11月24日(金)
水槽を覗くと寄ってきます。

早くも餌付きました。
エサの準備
オキアミに人工飼料を詰め込んで栄養強化を行い、与えています。
朝の給餌


11月25日(土) 日に日に慣れます

テングハコフグ
フグ目 ハコフグ科
分布は伊豆半島以南の南日本からインド洋、大西洋です。日本海側で採集されることは非常に稀です。ハコフグほど個体数が多くないため、熱帯域であっても珍しいといえます。
吻部が前方に突出しているのが特徴で、本種の和名の由来になっています。
テングハコフグは皮膚に毒を持っています。ハコフグ科の魚類は皮膚にパフトキシンという粘液毒(神経毒)を持ち、刺激すると毒を分泌します。逃げ場のない水槽内で分泌すると自らの毒で死んでしまうため、他魚種との混泳や飼育には注意が必要です。