アドバイザー派遣【南丹市立園部幼稚園】

アドバイザー派遣の様子

 令和5年6月30日(金)
 4歳児の保育参観に狩野アドバイザーと訪問しました。保育室の中には回転ずしごっこや絵本作り、パズル、七夕飾りのコーナー、そのすぐ横に飾りを作る机と材料が整頓されて準備されていました。
 回転寿司ごっこはエプロンや帽子はもちろん、カード決済用リーダーに順番待ち用の札など、今どきのシステムが遊びの中で再現されていました。

 年長の部屋から帰ってきた一人の女の子が、手に透明な板に絵を描いたブレスレットを持っていました。自分でも同じものを作りたかったようで、先生はすぐに気が付いて、必要なものを聞いて準備されました。子どもの様子から子どもの願いに気付き寄り添う姿が見られました。ペットボトルの透明な板を丁寧に切って絵を描き、ひもを通してかわいいブレスレットの完成です。

 登園後から10時40分ごろまで、自分の好きな遊びを遊びこんだ子ども達、片付けもスムーズで先生に言われるまでもなく、自分の遊んだものをしっかりと片付けていました。
 幼稚園では、夢中になって遊ぶ幼児の育成~遊びから見える10の姿を通して環境や教師の関わりを探る~を研究テーマに日々保育に向かっておられます。はじめ3つのグループに分かれて協議、全体交流がありました。

 狩野アドバイザーからは、「子どもをよく見ておられる、素晴らしい保育でした。1日の流れを大事にしておられる。また、担任と加配がチームを組んで、遊ばせなきゃという意識ではなく、子どもの思いに乗っかって行こうとされている。」とお話させていただきました。
 園からは「子どもたちの姿から、学びを読み取る中で、環境の在り方や教師の役割についても再確認することが出来ました。」と感想をいただきました。

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