アドバイザー派遣【南丹市立城南保育所】

アドバイザー派遣の様子

 令和5年6月8日(木)
 週案と日案には、3歳児にどんな環境が用意されていて、誰がどこでどのように遊んでいるか、びっしり書き込んであります。
 3歳児の遊びは、「おおかみさん、いまなんじ?」のごっこあそび、バス、車ごっこ、アイスクリーム、ハンバーガー屋さんごっこがはやりのようです。

 運転手さんの帽子をかぶった女の子が、土管の前に座ると、周りにいる先生たちも「いってらっしゃい。」と笑顔で手を振ってくれます。「右にまがります。」と進んでいくと、違う年齢の子どももやってきて、「会社に行きたい。」と言って乗ってきます。先生も「運転手さん、ありがとうございました。また、後で乗りますね。」とお客さんになり遊びを盛り上げていました。

 4歳児さんは板を使っておうちを作りたいようです。しかし、一人ではできません。二人で板を合わせてバランスをとり、立てていきます。何度倒れても粘り強く、どの合わせ方、傾きがいいのか試行錯誤する姿に、参観者一同釘付けです。作りたい環境が整っているから見られる姿です。

 午後の研修会では、日々の保育の悩みを出し、自分だったらどうするか、意見を出し合いました。大橋アドバイザーからは、「子ども達がどう判断するか、急かさずに落ち着いた保育をされている」「片付けも周りの大人が手本となり、常識を学んでいる」と今日の保育についての振り返りがありました。また、「『主体性』が前面に出ているが、言葉で伝えなくても、コーディネートするのが保育、『こんな経験させてあげたい、やってみたい』を大切に、『欲張りすぎず、怠らず、幅広く』されるとよいですよ」とアドバイスさせていただきました。

 園からは、「環境づくりは日々悩むが、『心が動くもの』子どもの遊びの姿から環境を整えたり、準備したりすることの大切さを改めて感じた。」と感想をいただきました。

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