1125日(月)に京都府立大学学長特別補佐 公共政策学部教授 窪田好男様を講師としてお招きし、3年生総合的な学習の時間の取り組みの一環として「社会人になる君たちへ」講演会を実施しました。現3年生は窪田先生による「主権者教育講座」(6月)、「消費者教育講座」(10月)を今年度受講し、社会に対して我関せずといった人任せの態度を取るのではなく、積極的に関わっていくことの意義を学んできました。本講座でも、その点を再確認すると共に、本校を卒業し、大学、社会人となるにあたり、自己肯定感を高め、社会に積極的に関わることの重要性を再認識しました。

 

受講後の生徒たちの感想からいくつかを紹介します。

 

「主権者教育と消費者教育を受けることによって、自分は様々な責任を背負う18歳であるという認識を持つようになりました。気付いたら18歳になって成人していたという感覚で、自分の持つ権利、責任を言われるまで意識していませんでした。ですが、主権者教育によって選挙に行こうと思い、実際初めて投票しにいくことができました。将来、社会の一員となる者として、今回のように「初めてだから」という特別感で社会に参加するのではなく、継続して責任感を持って日々生活をしていくことが重要だということも感じました。」

 

「私も将来についてよく考えるようになりました。どんな仕事に就くのか(理想的な仕事に就きたいことと生活の両立について)、または京都から離れて生活するのかなど様々な選択肢があると思いました。それを考える中で大切だと思うのは、今日学んだような日本の現状や私たちの持つ権利にまで考えを巡らせてから自分が一番力を発揮し活躍できる生き方を望むことだと思いました。日本を形作るための政治的権利、暮らしを形作るための消費行動も、それに大きく含まれると自覚して、これからの人生を歩んでいきたいです。」

 

「あっという間に成人になるのと同じように、すぐ社会人になると思うので、今日の講演で聞いたことは自分が社会人になったときに活かしていきたいと思いました。過去2回のおさらいができたのでよかったです。社会を作る一員として、他人任せにしたりせず、自ら積極的に行動するという意識が必要になってくると思います。今できることは今の段階で準備しておいて今後に活かしたいと思いました。」

講師  京都府立大学 公共政策学部教授

学長特別補佐    窪田 好男 様(写真中央)にオンラインによるご講演をしていただきました。