令和6年度は、3年生11名(選手10名、マネージャー1名)、2年生17名(選手13名、マネージャー4名)、1年生18名(選手16名、マネージャー2名)の計46名で活動しています。
硬式野球部では、高校野球を通じて、野球の技術だけではなく「人間力」を高めることを目指して、日々努力しています。また、「1日でも長く、大好きな野球に打ち込むこと」をモットーに、選手とスタッフとが一丸となって活動しているクラブです。
保護者等の皆様、OB・OGの皆様をはじめとして、たくさんの方々に応援していただける野球部を目指して、これからも精進いたします。応援よろしくお願いします。
3月28日(金)から29日(土)にかけて、1泊2日の和歌山遠征を実施しました。春季大会を目前に控え、チームの成熟度を確かめるとともに、部員の連帯感を高めることが目的です。
◆3月28日(金)対和歌山県立粉河高校
結果は1勝1敗。2試合ともに緊迫感のあるロースコアの試合となりました。投打に一定の成長が見られましたが、相手校の緻密な攻撃や積極的な守備に学ぶべき点が多くありました。
◆3月29日(土)対初芝橋本高校
結果は0勝2敗。相手校の攻撃の前に大量失点を重ねるシーンが目立ちました。攻撃面では練習の成果が見られましたが、春季大会に向けてたくさんの課題が見つかりました。
遠征中に実施した4試合を含め、3月に実施した練習試合の戦績は9勝7敗1分となりました。
春季大会まであと2週間。目標とする初戦突破を果たせるよう、更なる成長を目指します。
今回の遠征実施に際しまして、たくさんの方々にお世話になりました。誠にありがとうございました。
12月27日の練習納め以降、10日間のお休みを経た硬式野球部は、1月7日に初練習を迎えました。部員たちはしばらく野球から離れ、心身ともにリフレッシュすることができたようです。
初練習では、最初に学校周辺の清掃活動を行い、気持ち新たにシーズン2025をスタートさせました。その後は、12月から継続している練習メニューに取り組み、技術力や体力の向上に努めました。
2月からは、レギュラー獲得やベンチ入りをかけた部内紅白戦が予定されています。部内の実戦練習、春のオープン戦、そして春や夏の公式戦で、目標とする結果を残せるよう、一生懸命活動していきます。
2025年も莵道高校硬式野球部をよろしくお願いします!
9月7日、京丹後夢球場にて、令和6年度秋季京都府高校野球大会の2回戦(初戦)が行われ、本校は山城高校と対戦しました。
7月中旬より始動したチーム39期は、主将・辻和真(2年 男山第三中出身)を中心に、まずは秋季大会を目標に活動してきました。夏季休業中には計30試合の練習試合を戦い、少しずつではありますが、戦い方が確立されてきています。
前チームからのレギュラーが少ないチーム39期。多くの部員にとって、初めての公式戦の舞台です。高揚感と緊張感に包まれながら、試合に挑みます!
【9月7日(日)2回戦 VS山城高校 @京丹後夢球場】
莵 道 000 02 = 2
山 城 001 56× = 12× (大会規定により5回コールド)
序盤は投手戦となったこの試合。本校は1~3回まで毎回ランナーを出しながらも、得点に結びつけることができません。一方、本校の先発ピッチャー・山下(1年・泉川中出身)も粘りのピッチングを見せ、しっかりと試合を作ります。
試合が大きく動いたのは中盤。4~5回に強力な相手打線が火を噴き、一挙に大量失点を喫します。本校も4回、この日2安打を放った萩野(2年・久御山中出身)のヒットを皮切りに反撃を試みましたが、力及ばず、5回コールド負けとなりました。
公式戦経験者の少ないチーム39期。実力校・山城高校を相手に接戦を展開することはできませんでした。しかしながら、特に攻撃面では、夏休みの練習の成果を発揮できたシーンも見られました。来年の春・夏に向け、自分たちの可能性を信じて、練習に励みます。
今後とも応援よろしくお願いします。
第106回全国高校野球選手権京都大会が開幕しました。
7月6日(土)、わかさスタジアム京都にて、開会式が行われました。出場全73チームがハツラツと入場行進する様子を見ると、「夏」の始まりを感じます。
【7月7日(日)1回戦 VS洛北高校 @太陽が丘球場】
莵 道 010 020 000 = 3
洛 北 000 001 001 = 2
本校の先発投手はエース・村上(3年 西宇治中出身)。1年間、投手陣の中心として安定した投球を続け、チームを支えてくれました。この日も強力な相手打線を前に粘り強い投球を見せ、しっかりと試合を作ります。
援護したい打線は2回表、4番の喜多(3年 男山第三中)がヒットで出塁すると、6番・渡辺(3年 木津南中出身)のヒットなどでチャンスを広げ、井村(3年 男山第三中)のタイムリーで1点を先制します。5回表には、俊足の阿部(3年 大住中)が盗塁で好機を演出すると、3番の主将・菅(3年 木幡中出身)、5番の井田(2年 宇治中出身)にタイムリーが飛び出し、前半を3-0で折り返します。
しかし、簡単には勝てないのが夏の高校野球。6回以降は洛北の猛反撃を受け、毎イニングのようにピンチを迎えます。それでも、常にマスクを被り投手陣を引っ張ってきたキャッチャー・原野(3年 木幡中出身)や、幾度となく堅守でチームを救ってくれたショート・野呂(3年 木津南中出身)などを中心とした堅い守りで、何とか凌ぎ続けます。9回裏には一打出ればサヨナラ負けの大ピンチを迎えますが、村上の執念の投球で相手の主砲を抑え、見事に初戦突破となりました!
【7月11日(木)2回戦 VS塔南・開建高校 @わかさスタジアム京都】
塔 南 220 000 3 = 7
莵 道 000 000 0 = 0 (大会規定により7回コールド)
天候不良により試合開始が大幅に遅れました。そんな中でも、選手たちは落ち着いた様子で準備を進め、試合に臨みます。相手は秋季大会4位の塔南・開建高校。失うものはありません。自分たちの力を信じて、思い切りぶつかります。
この日も先発投手は村上。いつも通りの落ち着いた投球を見せますが、隙のない塔南・開建打線の攻撃を前に、2回までに4点を失います。こちらも出塁を皮切りに反撃に転じようと試みますが、相手の堅守を前になかなか得点をあげることができません。
試合が膠着する中、7回表、相手打者にスリーランホームランを浴び、さらに点差が開きます。それでも、リリーフした神農(3年 北宇治中)が後続を断つ見事な投球を見せ、流れをつくります。7回裏には、チーム1の長距離打者・伊藤(3年 西小倉中出身)を代打に送り、反撃の糸口を探りますが、相手投手陣の速球の前に一歩及ばず、7回コールドでの敗退となりました。
様々な困難を乗り越えて臨んだ夏の大会で、たくさんの方々の応援を受け、チーム38期は見事に1勝をあげました。引退する3年生、本当にお疲れ様でした!
最後になりますが、大会に関わりまして、多数のご支援・ご声援をいただき、ありがとうございました。1・2年生で戦う秋季大会は約1か月後より開幕します。夏休みにできる限りの力を蓄え、新たなる莵道高校野球部で大会に挑みますので、応援よろしくお願いします!
6月も終盤に差し掛かり、「夏の高校野球」の開幕が迫っています。
6月22日(土)、京都工学院高校にて、第106回全国高校野球選手権京都大会の抽選会が行われました。本校野球部からは、主将・菅 晟心朗(3年・木幡中出身)が出席し、各校代表者とともに抽選に臨みました。なお、本校の初戦は以下の通りです。
・日時:7月7日(日)11時30分より
・場所:太陽が丘球場
・対戦校:洛北高校
抽選会翌日の6月23日(日)には、保護者会の皆様にお世話になり、大会に向けた「壮行会」を実施しました。OB会長や保護者会長など、たくさんの方々から温かい激励の言葉をいただきました。
また、6月25日(火)昼休み、本校吹奏楽部のご厚意により、「硬式野球部応援コンサート」を実施いただきました。応援歌に合わせて大声援を浴び、部員たちは大会に向けてのモチベーションを大いに高めることができました。
改めまして、本校野球部を応援いただき、本当にありがとうございます。
ご声援に応えられるよう、大会では全力プレーをお見せし、皆様への感謝を表現したいと思います。まずは初戦突破を目指し、プレーボールの瞬間まで、最善の準備を続けます!
4月14日(日)より、令和6年度春季京都府高校野球大会が開催されています。
本校部員も心待ちにしてきたシーズン最初の公式戦。本校は1次戦Cゾーンに入り、まずは2次戦進出(ベスト16)を目指します。
【Cゾーン1回戦】VS同志社高校
同志社 210 100 100 = 5
莵 道 200 002 02× = 6
試合は序盤から激しい点の取り合いとなります。相手打線の長短打に本校のミスが絡み、5回までに4点を失いました。それでも、先発した村上(3年 西宇治中出身)が粘投を見せ、接戦で終盤へと入ります。
本校の反撃は後半戦。6回裏に神農(3年 北宇治中出身)のタイムリーなどで2点を返します。さらに、8回裏、神農のバントが相手のミスを誘い、ついに同点。そして、4番・井村(3年 男山第三中出身)が執念の決勝タイムリーを放ち、勝ち越しに成功しました。
最後は相手打線の猛攻を受けますが、キャプテン・菅(3年 木幡中出身)の魂のリリーフで凌ぎ、見事に初戦突破となりました。
【Cゾーン2回戦】VS洛星高校
莵 道 100 000 010 = 2
洛 星 100 000 02× = 3
1回表、本校打線が洛星の好投手を捉えます。先頭・野呂(3年 木津南中出身)がツーベースで出塁すると、3番・山下(3年 広野中出身)のタイムリーで1点を先制します。すぐに同点とされますが、その後は本校の先発・村上が見事な投球を見せ、試合は投手戦の様相を呈します。
均衡が破れたのは8回表。ヒットで出塁した野呂を4番・井村がタイムリーで返し、ついに勝ち越します。しかし、その裏、洛星打線の攻撃を抑えきれず、逆転を許してしまい、そのままゲームセットとなりました。
投手を中心に粘り強く守り、少ないチャンスを確実に得点につなげるなど、生徒たちは練習の成果を十分に発揮することができました。チーム38期も残り3ヵ月。残すは夏の選手権大会のみです。2021年以来の「夏の勝利」を掴むべく、さらにレベルアップを図ります!
3月に入り、2024年の対外試合がスタートしました。府内外の学校に胸をお借りして練習試合を行い、春季大会に向けてチームのブラッシュアップを図っています。
3月22日までに9試合を消化し、結果は3勝6敗。思うような試合運びができないシーンも見られますが、今はたくさんの試合を経験し、個人・チームの強みや弱みを把握する時期です。春休み中に大きく成長し、2022年秋以来の公式戦勝利を目指します!
2月10日(土)、黄檗公園管理事務所主催の「古武術で野球のパフォーマンス力をあげる!」講習に参加し、講師の高橋佳三先生(びわこ成蹊スポーツ大学教授)にご指導いただきました。
身体の柔軟性を高める運動や、走り方、バットスイング、キャッチボール等の指導をしていただき、普段は意識することのない身体の使い方について、たくさんの学びを得ることができました。ご指導いただいた高橋先生、講習を企画・運営いただいた黄檗公園管理事務所の皆様、ありがとうございました。
また、2月11日(日)・12日(月祝)は部内で紅白戦を実施しました。暖かい天候に恵まれ、生徒たちは12月から積み重ねてきた練習の成果を思い切り発揮しました。とりわけ、12日は黄檗公園野球場をお借りして実施することができ、恵まれた環境で野球ができる喜びやありがたさを感じました。
目先の結果に一喜一憂することなく、来たるべき3月からの対外試合に向けて、さらにレベルアップしていきましょう!
12月27日、2023年最後の練習を行いました。
12月はバッティング練習に時間を割き、打撃力の強化に努めました。スイングスピードが上がり、11月には考えられなかったほどに飛距離を伸ばしている選手もいます。
また、練習の最後には、全部員でグラウンド周辺の環境整備を行い、シーズン2023を締めくくりました。
そして、1月5日、2024年最初の練習を行いました。
1月に入ってからの個人練習では、トレーニングに励んだり、経験の浅いポジションでノックを受けたり、バットを振り込んだりと、一人一人が自身の課題に応じて必要な練習に取り組んでいます。
2024年こそは公式戦で待望の勝利をあげたいところです。春から始まる対外試合に備え、さらに力をつけていきたいと思います。
12月10日(日)、毎年恒例の親子ソフトボール大会を行いました。今年は保護者等の皆さん・選手・マネージャー・顧問など、総勢60名以上が参加し、穏やかな天候のもと、ソフトボールを楽しみました。
試合は4チームに分かれて実施しました。大人から子供まで、皆で一緒になって、思い切り汗を流します。親子対決、父兄の皆さんのガッツ溢れるプレー、ソフトボール経験のある選手・マネージャーの技術の高さなど、見どころ満載の試合が繰り広げられました。1つのプレーに一喜一憂し、皆で盛り上がることができ、スポーツの醍醐味を改めて感じました。
お世話になった保護者会の皆さん、本当にありがとうございました。
11月3日(金祝)から11月5日(日)にかけて、2泊3日の岡山県遠征を実施しました。
遠征実施の目的は以下の3つです。
⑴ 府外の高校との試合を通して自チームの強み・弱みを把握すること
⑵ 相手校の取り組みから自チームに生かせる事柄を学ぶこと
⑶ 集団での生活を通してチームの連帯感を養うこと
初日、鏡野町総合グラウンドにて県立岡山城東高校・県立津山工業高校と練習試合を行いました。
1試合目・岡山城東戦は、中盤まで本校がリードする展開となります。しかし、相手は秋季岡山県大会準優勝校。最終盤に僅かな守備の綻びを突かれたのを皮切りに猛攻を受け、逆転負けを喫してしまいました。
2試合目・津山工業戦は、立ち上がりこそ失点を許しますが、中盤・終盤に着実に加点することができ、遠征1勝目をあげました。さわやかにプレーし、試合後にも友好的に接してくださる津山工業の皆さんの姿勢には、学ぶべき点が多かったように思います。
2日目は、けやきの森総合グラウンドにて明誠学院高校と練習試合を行いました。
1試合目は、本校先発ピッチャーの立ち上がりを攻められ、初回に一挙5点を失います。2回以降は立て直し、9回まで粘り強く戦うことができましたが、相手好投手の前に得点を重ねることができず、敗戦となりました。
2試合目は、ここまで出番の少なかったメンバーを中心に戦いました。1年生の懸命のプレーが光りましたが、初回から毎イニング失点を重ね、大敗を喫しました。
試合後は、明誠学院の皆さんのご厚意で、合同練習を実施することができました。名門大学野球部でプレーされている相手校OBさんをはじめ、様々な方からご指導を受けることができました。相手校選手のはつらつとした動きに刺激を受け、本校にとって非常に貴重な時間となりました。
3日目は、県立岡山南高校と練習試合を行いました。
ここまで1試合目の勝利がありません。ぜひとも最終日は勝利をあげたいところです。試合は緊迫した投手戦となりましたが、相手校投手の緩急自在のピッチングに翻弄され、残念ながら惜敗となりました。
2試合目は昨日と同様、出場機会の少ないメンバーで臨みましたが、終始、失点を重ねる展開となってしまい、残念ながら緊張感のある攻防を経験することはできませんでした。
グラウンド整備から試合運びまで、細かな箇所にまで気を配りながら、丁寧に野球に取り組まれている岡山南高校の皆さんに、たくさん勉強させていただきました。
3日間、グラウンド内外で数多くのことを学ぶことができました。帰りのバス内で実施したミーティングでは、生徒たちの成長ぶりを感じるシーンが多々ありました。今回の遠征を現チーム飛躍のきっかけにすべく、努力を重ねていきたいと思います。
最後になりましたが、今回の遠征実施に際して、たくさんの方々にお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。
10月下旬から11月にかけて、「洛南地区交流試合」が開催されています。
オフシーズン間近となるこの時期に、宇治市以南の高校で3~4チームのリーグを組み、試合を行います。近隣のライバル公立校や山城地区の強豪校と対戦することができ、毎年、良い刺激をもらっています。本年は京都八幡・南陽連合チーム、京都翔英高校、城南菱創高校と同リーグとなり、10月中に2試合を消化しました。
【第1戦目】VS京都八幡・南陽連合チーム
連 合 000 000 001 = 1
莵 道 101 000 01× = 3
初回、1番・喜多(2年 男山第三中出身)のヒットを皮切りに幸先よく1点を先制すると、3回には阿部(2年 大住中出身)のスリーベースヒットが絡んで追加点を奪い、試合の主導権を握ります。中盤以降は相手投手の好投の前に打線が沈黙しましたが、先発投手・村上(2年 西宇治中出身)が快投を見せ、相手打線を9回1失点に封じました。打線に課題が残ったものの、投手戦を制してまずは1勝です。
【第2戦目】VS京都翔英高校
翔 英 000 003 000 = 3
莵 道 000 000 000 = 0
相手は今夏の選手権京都大会準優勝校・京都翔英高校です。この試合も先発・村上の粘投が光ります。2回には無死満塁のピンチを招きますが、ショート・野呂(2年 木津南中)を起点とした併殺打で切り抜けるなど、8回を3失点にまとめます。9回にリリーフした神農(2年 北宇治中出身)も相手打線を3者凡退に抑えるなど、粘り強く守り切ることができました。一方、打線は9回を散発2安打に封じられました。好投手を相手に得点できるだけの攻撃力を養うことが、現チームの大きな課題となっています。
残す第3戦目は城南菱創高校との対戦となります。直近の練習試合では完敗を喫しているだけに、今回はリベンジしたいところです。
また、11月には府外の強豪校との練習試合が多数、予定されています。高校野球2023年シーズンも対外試合実施可能期間はあと1ヵ月となりました。多くの実戦から学びを得て、オフシーズンの練習へと繋げていきたいと思います。
9月3日、あやべ日東精工スタジアムにて、令和5年度秋季京都府高等学校野球大会の2回戦(初戦)が行われ、本校は京都国際高校と対戦しました。
夏休み中は府内外の学校に胸をお借りして30試合以上のオープン戦をこなし、個々の技量の向上やチームとしての戦い方の確立に努めてきました。相手は近年、全国の舞台で活躍する京都国際高校。失うものは何もありません。さぁ、その成果を発揮する時です!
【秋季大会2回戦(初戦)】
莵 道 000 000 0 = 0
国 際 400 103 × = 8(大会規定により7回コールド)
(莵)村上、菅‐原野 (国)鳥羽‐奥井
試合は初回から京都国際の猛攻を受ける展開となります。4安打にボークや盗塁が絡み、いきなり4点を失います。それでも、2回以降は先発ピッチャー・村上(2年 西宇治中出身)が素晴らしい投球を見せ、前チームからのレギュラーが並ぶ京都国際打線を封じます。
何とか得点したい打線は、2回に渡辺(2年 木津南中出身)、3回に山下(2年 広野中出身)、4回には原野(2年 木幡中出身)・渡辺がヒットを放ち、チャンスを作りますが、後続が続かず得点に結びつけることができません。最大のチャンスは5回。先頭の村上が相手エラーで出塁すると、堅守でチームを支える野呂(2年 木津南中)がしぶとくヒットでつなぎ、無死1・2塁のチャンスを作ります。しかし、ピンチになると投球の質が上がる相手投手の前にあと1本が出ず、最後まで本塁を踏むことはできませんでした。
6回裏には、ここまで粘り強くプレーしてきた守備陣に綻びが生じ、コールドゲームを決定づける3点を失ってしまいます。キャプテン・菅(2年 木幡中出身)の好リリーフから流れを引き寄せようと試みましたが、力及ばず、7回コールド負けとなりました。
京都国際高校が展開するレベルの高い野球に圧倒される場面もありましたが、本校の選手たちも夏休みの活動の成果を存分に発揮することができました。奪った1アウト、無失点で抑えた1イニング、放った1ヒット・・・。すべてが選手たちの自信へとつながります。京都国際戦を通じて見出だした私たちの「可能性」を信じ、この一戦を単なる「思い出」ではなく「成長への糧」とできるよう精進してまいります。
ここから秋季オープン戦期間を経て、長いオフシーズンへと入りますが、来春にはパワーアップした莵道野球部をお見せできるよう努めます。今後とも莵道高校野球部の活動にご声援を賜りますよう、宜しくお願いいたします。
7月10日、太陽が丘球場にて、第105回全国高等学校野球選手権記念京都大会の1回戦が行われ、本校は京都精華学園高校と対戦しました。
平日の試合となりましたが、保護者等の皆さんからOB・OGまで、たくさんの方々が応援に駆けつけてくださいました。
【選手権大会1回戦】
莵 道 100 01 = 2
精 華 601 41×= 12×(大会規定により5回コールド)
(莵)新井、村上‐大嶋 (精)平井、熊谷‐木村
試合は1回表から動きます。本校のトップバッター・森安(3年 木津第二中出身)がツーベースで出塁すると、3番の大嶋(3年 山城中出身)のタイムリーで幸先よく1点を先制します。
しかし、その裏、京都精華学園の打線が爆発し、すぐさま逆転を許してしまいます。その後も相手校の強力打線に圧倒され、終始、リードを許す苦しい展開となりました。
それでも、5回表には、コールド負け寸前のツーアウトから大嶋がツーベースを放ちます。その後、主将・須山(3年 城陽中出身)が執念の出塁を見せると、5番・森本(3年 西宇治中出身)のタイムリーで1点を返しました。
残念ながら、力及ばす5回コールド負けとなってしまいましたが、選手たちは精一杯プレーしました。チームで放った6安打すべてが3年生のバットから生まれたように、3年生の奮闘には目を見張るものがあったと思います。
チーム37期はこの日をもって一区切りとなってしまいましたが、3年生の意志を継ぐ1・2年生が必ずやチームを発展させてくれると信じています。
今後とも莵道高校野球部の活動にご声援を賜りますよう、宜しくお願いいたします。
いよいよ第105回全国高校野球選手権記念京都大会(7月8日開幕)が目前に迫ってきました。
チーム37期は、秋季大会でベスト16進出を果たしたものの、春季大会ではあまりに悔しい初戦敗退を喫しました。その後は、新入生18名(選手13名、マネージャー5名)と新たな指導者を迎え、選手権大会で結果を残すべく練習に励んでいます。
また、府内外多数の高校に胸をお借りして、練習試合を実施しています。試行錯誤を繰り返しながら、少しずつではありますが、チームとしての戦い方が確立されてきました。特に6月以降、僅差の試合を展開できることが増え、チームは着実に成長しています。
6月24日には選手権大会組み合わせ抽選会が実施され、いよいよ対戦校が決定します。チームを支えてきた3年生、成長著しい2年生、可能性を秘めた1年生。3学年すべての力を結集し、大会へと向かいます。集大成の夏はもうすぐそこです。
2月11日(土)に黄檗公園管理事務所主催の「古武術で野球のパフォーマンス力をあげる!」の講習に参加し、講師の高橋佳三先生(びわこ成蹊スポーツ大学教授)に御指導いただきました。
当日は久しぶりの暖かい気候にも恵まれ、身体の柔軟性や、走り方、バットスイング、キャッチボールの指導をしていただきました。今まで、意識をしたことない身体の使い方について分かりやすい説明があり、選手も何か"キッカケ"と掴んだと感じました。
翌日の部内リーグ(Rabbit League)のプレーオフ戦では、古武術効果なのか好守や好打が連発し、部内戦とは思えないほど見ごたえある試合内容となりました。今冬は、天候に恵まれなかったり、例年より寒い冬となりましたが、球春到来に向け、まだまだ個々がレベルアップするところはあります。学年末考査期間まであと少し、向上させていきましょう。
12月18日(日)毎年恒例の親子交流会を行いました。親子ソフトボール大会の予定でしたが、あいにくの天気でグラウンドが使用できず、急遽、卓球とドッヂボール大会を行いました。今年も朝から大勢の保護者の方に参加いただき、楽しく汗を流しました。
スポーツ大会のあとには、マネージャーによる「体力づくりのために」の発表があり、栄養や普段の食事や休養の重要性について改めて考える機会となりました。パワーポイントを使って栄養やトレーニング、休養についてしっかり発表してくれました。マネージャー自身も発表にあたって詳しく調べ、まとめあげたことで様々な気づきがあったことと思います。とても上手な発表となっていました。
最後は、部員が1人ずつ全員の前で来シーズンの抱負を発表しました。チームの目標や個人の目標など置かれた立場によって様々ですが、しっかりと責任感を持って果たしてほしいと思います。
当日はもちろんのこと、準備などお世話になった保護者会の皆さまありがとうございました。
今週、2学期末考査が終了しました。野球部員たちは文武両道を目指して、考査期間もしっかりと勉強に励んでいました。3年生の部員たちも引退後、進路実現に向けて受験勉強に励み、着々と成果を出しつつあります。
さて、今週から本格的な冬季シーズンの開始です。高校野球は12月~2月の期間をアウトオブシーズンといって他校とオープン戦等の交流をすることができません。そこで、硬式野球部幹部ミーティングを行いました。テーマは、「Rabbit League」についてです。「Rabbit League」とは冬のシーズンに野球部を3チームに分け、リーグ戦を行うというもの。3カ月間で約50試合150打席を経験する育成ウインターリーグです。莵道だけにウサギを冠したリーグ名としています。リーグ戦を開催する目的や運営方法、ルールからチーム分けまですべて選手たちが考えました。自分たちで考えることで、より一層目的が明確になり、高い効果が得られると思います。今年度のテーマは「長打力UP」「雰囲気の良い野球をする」です。
今年度も主力選手は「BBCOR.50」のバットを使うことにしました。BBCOR.50のバットとは、いわゆる低反発バットです。アメリカでは2012年から大学、高校、リトルリーグの野球で導入されています。このバットで長打を自在に打つことを目標に冬の期間を過ごしていこうと思っています。
週末を中心にリーグ戦を行います。この3ヶ月の成長、新戦力の台頭を楽しみに見ておきましょう。
9月10日(土)令和4年度秋季京都府高等学校野球大会3回戦の洛西高校戦が太陽ヶ丘球場にて行われました。ベスト16進出をかけた大一番!気合い十分で挑みます!
【秋季大会3回戦】
洛 西 160 002 000 = 9
莵 道 101 035 00x = 10
(洛)森井、小林、森田 - 森田、浅井 (莵)原野、須山、森安、村上 - 大嶋
本塁打 森本(莵)
試合序盤に洛西高校の猛攻にあいました。2回で10安打を集中させられ、2回終了時に6点差をつけられてしまいます。コールド負けも頭によぎる中、重苦しい空気を晴らしてくれたのが森本(2年 西宇治中出身)のホームランでした!チームでも人気者の一発にベンチは一気に湧きました!
6回裏には、6本の長短打を集中させ、大嶋(2年 山城中出身)のライト前勝ち越しタイムリーヒットでついに逆転に成功しました。ゲーム前半では全く予想できない展開に高校生のパワーは改めてすごいと驚かされました。
7回からはクローザーの村上(1年 西宇治中出身)が3回を2つの三振を含む33球で零封し、きっちりと締めて勝利を手にしました。
劇的な大逆転勝利にベンチもスタンドも大盛り上がり!改めて、スタンドに観客がいる中の高校野球は素敵だなぁと、数年前では当たり前の光景でしたが、コロナ禍を通して、幸せに感じる瞬間となりました。次はベスト8進出をかけ、名門・龍谷大平安への挑戦です!
令和4年度秋季京都府高等学校野球大会4回戦
9月17日(土)VS. 龍谷大平安高校戦 10:00プレイボール
京丹後夢球場(峰山球場)
以下に活躍選手の談話を載せておきます。
【3安打の大活躍 森本義大(2年 西宇治中出身)】
Q.5回のホームランの打席。打った感触はどうでしたか?
「毎日、ウエイトトレーニングを大切にしていて、フルスイングできたので軽い感触で打球が飛んでいきました。」
Q.ベースを回っているときの気持ちは?
「試合の日がマネージャーの誕生日だったので、いつも以上に嬉しいホームランになりました。」
Q.3安打の大活躍。打席で大事にしていることは?
「初球の甘いボールを見逃さないことと、好球必打を心がけています。」
【勝ち越しタイムリーヒット 大嶋翔伍(2年 山城中出身)】
Q.6回裏の勝ち越しタイムリーヒット。打席で何を考えていたか?
「お前で決めろと言われたので、4番打者として絶対に打つという意地を見せました。」
Q.守っては捕手として4投手をリード。何に気を付けてリードをしているか?
「インコースとアウトコースを混ぜながら、投手が強気に攻められるように、それぞれに合わせた配球や声掛けをしています。」
【完璧に抑えとしての役割を果たした 村上大剛(1年 西宇治中出身)】
Q.7回から零封。何を意識してマウンドに立ったか?
「捕手の構えたところにコントロール良く投げることと、緩急をうまく使い打者のタイミングを外すことを意識しました。結果として零封することができて良かったです。」
Q.次戦に向けて
「次戦でも自分の持ち味を最大限に活かした投球を心掛け、一戦必勝で、全力を尽くしたいと思います。」
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