第106回全国高校野球選手権京都大会が開幕しました。
7月6日(土)、わかさスタジアム京都にて、開会式が行われました。出場全73チームがハツラツと入場行進する様子を見ると、「夏」の始まりを感じます。
【7月7日(日)1回戦 VS洛北高校 @太陽が丘球場】
莵 道 010 020 000 = 3
洛 北 000 001 001 = 2
本校の先発投手はエース・村上(3年 西宇治中出身)。1年間、投手陣の中心として安定した投球を続け、チームを支えてくれました。この日も強力な相手打線を前に粘り強い投球を見せ、しっかりと試合を作ります。
援護したい打線は2回表、4番の喜多(3年 男山第三中)がヒットで出塁すると、6番・渡辺(3年 木津南中出身)のヒットなどでチャンスを広げ、井村(3年 男山第三中)のタイムリーで1点を先制します。5回表には、俊足の阿部(3年 大住中)が盗塁で好機を演出すると、3番の主将・菅(3年 木幡中出身)、5番の井田(2年 宇治中出身)にタイムリーが飛び出し、前半を3-0で折り返します。
しかし、簡単には勝てないのが夏の高校野球。6回以降は洛北の猛反撃を受け、毎イニングのようにピンチを迎えます。それでも、常にマスクを被り投手陣を引っ張ってきたキャッチャー・原野(3年 木幡中出身)や、幾度となく堅守でチームを救ってくれたショート・野呂(3年 木津南中出身)などを中心とした堅い守りで、何とか凌ぎ続けます。9回裏には一打出ればサヨナラ負けの大ピンチを迎えますが、村上の執念の投球で相手の主砲を抑え、見事に初戦突破となりました!
【7月11日(木)2回戦 VS塔南・開建高校 @わかさスタジアム京都】
塔 南 220 000 3 = 7
莵 道 000 000 0 = 0 (大会規定により7回コールド)
天候不良により試合開始が大幅に遅れました。そんな中でも、選手たちは落ち着いた様子で準備を進め、試合に臨みます。相手は秋季大会4位の塔南・開建高校。失うものはありません。自分たちの力を信じて、思い切りぶつかります。
この日も先発投手は村上。いつも通りの落ち着いた投球を見せますが、隙のない塔南・開建打線の攻撃を前に、2回までに4点を失います。こちらも出塁を皮切りに反撃に転じようと試みますが、相手の堅守を前になかなか得点をあげることができません。
試合が膠着する中、7回表、相手打者にスリーランホームランを浴び、さらに点差が開きます。それでも、リリーフした神農(3年 北宇治中)が後続を断つ見事な投球を見せ、流れをつくります。7回裏には、チーム1の長距離打者・伊藤(3年 西小倉中出身)を代打に送り、反撃の糸口を探りますが、相手投手陣の速球の前に一歩及ばず、7回コールドでの敗退となりました。
様々な困難を乗り越えて臨んだ夏の大会で、たくさんの方々の応援を受け、チーム38期は見事に1勝をあげました。引退する3年生、本当にお疲れ様でした!
最後になりますが、大会に関わりまして、多数のご支援・ご声援をいただき、ありがとうございました。1・2年生で戦う秋季大会は約1か月後より開幕します。夏休みにできる限りの力を蓄え、新たなる莵道高校野球部で大会に挑みますので、応援よろしくお願いします!
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