学校生活

 

 9月3日、あやべ日東精工スタジアムにて、令和5年度秋季京都府高等学校野球大会の2回戦(初戦)が行われ、本校は京都国際高校と対戦しました。

 夏休み中は府内外の学校に胸をお借りして30試合以上のオープン戦をこなし、個々の技量の向上やチームとしての戦い方の確立に努めてきました。相手は近年、全国の舞台で活躍する京都国際高校。失うものは何もありません。さぁ、その成果を発揮する時です!


 【秋季大会2回戦(初戦)】

 莵 道 000 000 0  =  0

 国 際 400 103 × =  8(大会規定により7回コールド)

 (莵)村上、菅‐原野 ()鳥羽‐奥井


 試合は初回から京都国際の猛攻を受ける展開となります。4安打にボークや盗塁が絡み、いきなり4点を失います。それでも、2回以降は先発ピッチャー・村上(2年 西宇治中出身)が素晴らしい投球を見せ、前チームからのレギュラーが並ぶ京都国際打線を封じます。

 何とか得点したい打線は、2回に渡辺(2年 木津南中出身)、3回に山下(2年 広野中出身)、4回には原野(2年 木幡中出身)・渡辺がヒットを放ち、チャンスを作りますが、後続が続かず得点に結びつけることができません。最大のチャンスは5回。先頭の村上が相手エラーで出塁すると、堅守でチームを支える野呂(2年 木津南中)がしぶとくヒットでつなぎ、無死1・2塁のチャンスを作ります。しかし、ピンチになると投球の質が上がる相手投手の前にあと1本が出ず、最後まで本塁を踏むことはできませんでした。

 6回裏には、ここまで粘り強くプレーしてきた守備陣に綻びが生じ、コールドゲームを決定づける3点を失ってしまいます。キャプテン・菅(2年 木幡中出身)の好リリーフから流れを引き寄せようと試みましたが、力及ばず、7回コールド負けとなりました。

 京都国際高校が展開するレベルの高い野球に圧倒される場面もありましたが、本校の選手たちも夏休みの活動の成果を存分に発揮することができました。奪った1アウト、無失点で抑えた1イニング、放った1ヒット・・・。すべてが選手たちの自信へとつながります。京都国際戦を通じて見出だした私たちの「可能性」を信じ、この一戦を単なる「思い出」ではなく「成長への糧」とできるよう精進してまいります。

 ここから秋季オープン戦期間を経て、長いオフシーズンへと入りますが、来春にはパワーアップした莵道野球部をお見せできるよう努めます。今後とも莵道高校野球部の活動にご声援を賜りますよう、宜しくお願いいたします。