網野学舎

 2月17日(水)の放課後、看護・医療・福祉系ガイダンスが実施されました。看護師や理学療法士・社会福祉士などの看護・医療・福祉分野の職種に特化したガイダンスで、放課後にもかかわらず多くの生徒が参加し、講師の方々の説明を熱心に聞いていました。

密を避けて実施。
リモートで実施された分野もありました。
 

10月30日(金)、1年生を対象に京都大学博士で、ストレスマネジメント教育研究者の奥野元子先生をお招きし、「令和2年度子どもの知的好奇心をくすぐる体験授業」を実施しました。

 落ち着きや集中力が低下している現在では、欧米やアジアの近隣諸国においても、呼吸法やイメージ法を教室で活用すると、落ち着きや集中力の向上が得られるという報告が増えているそうです。そこで、簡単な呼吸法を用いて、ストレス軽減やこころとからだのセルフコントロールのための体験授業を行っていただきました。

 また、講演の最後には、先生から三つのメッセージをいただきました。

 第一に、ストレスを感じたとき呼吸瞑想法を行い、自分を信じてがんばる力、つまり自信を取り戻すことが大切ということ。

第二に、良好な人間関係を構築するために相手ばかりを主語にするのではなくて、時には『私』を主語にして語るようにすること。また、SNSなどを通して見知らぬ相手に相談することは控えること。

 第三に、小さな努力を積み重ね、一歩一歩着実に進み、豊かな人生を過ごして欲しいということです。

 講義を熱心に聞き入っていた生徒は「長期の入院をしたとき、ストレスをためると免疫力が下がり、病気になりやすくなるということを教えてもらいましたが、今日の講義で、またそのことを再確認することができて大変良かったです。」と感想を語ってくれました。

 

 10月7日(水)、1年生を対象に「卒業生による進路講演会」を実施しました。

 京丹後市役所や北部医療センター、但馬信用金庫に就職し、社会の第一線で活躍されている卒業生をお招きし、グループインタビュー形式で進行されました。

 高校時代のエピソードとして、部活動に打ち込んだり、看護師を志し、友人と励まし合いながら勉強に取り組んだことなどを発表していただきました。

 講演会のまとめでは、社会人として必要な力として「明るく、元気にあいさつできること」「ほうれんそう(報告・連絡・相談)の大切さ」を挙げていただきました。また、仕事に対する責任を果たすためには正しい知識や技術を身に付けることが必須であり、そのために大人になってからも勉強を続けることの大切さを語っていただきました。

 さらに、学生と社会人との大きな違いは「対価」が発生するという自覚であること、これからの高校生活においては、世の中について見識を拡げ、様々なことに興味をもつことの重要性についてアドバイスくださいました。また、授業や資格取得、コミュニケーション能力を磨くことの大切さについて教えていただきました。

 "働く"ということが身近に感じられ、自分の将来や自分自身について振り返ることのできる有意義な講演会となりました。後輩のために貴重なお話しをしていただきました3人の卒業生の皆様、大変ありがとうございました。

 
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