網野学舎
6月7・8日に丹波自然運動公園においてソフトテニスの府下大会がありました。最後の大会を終えて引退をする3名のソフトテニス部の3年生に話を聞きました。
M.Tさん(3年2組・男子・久美浜中)
負けたら最後となるこの試合、「絶対勝つ」と今まで以上に集中をして臨みました。しかし、いつも以上に緊張してしまい、マッチポイントを握ったものの、最後は逆転負けを喫してしまいました。それでも試合ではペアとコミュニケーションをとり、自分自身の全力を出し切ることができたので悔いはありませんでした。
私は2年生から部長を務めました。こんな頼りない私を支えてくれたメンバー、そして、相談にもたくさんのってくださった顧問の先生には本当に感謝しています。
これからは気持ちを切り替えて、部活で得た忍耐力を武器に、次は大学進学を目指して頑張っていきます。
N.Mさん(3年2組・男子・久美浜中)
体調不良など、最後の大会の直前に様々なことが重なりましたが、これまでの練習を思い出して試合に臨みました。試合は全力を尽くしましたが、あと一歩及ばず負けてしまいました。それでも逆転に次ぐ逆転のシーソーゲームとなりとても楽しい最後でした。
高校3年間の部活では色々な思い出ができました。雨が降った後の寒い日に手をかじかませながら仲間と作業したコートの水抜きも、今となってはいい思い出です。また、私たちに最後まで関わってくださった顧問の先生には大変お世話になり、感謝しています。
卒業後は経済学を学ぶために大学に進学し、自分の夢の実現に向けて部活動で培った継続力や協調性を生かして頑張っていきたいです。
O.Mさん(3年1組・女子・網野中)
直前にペアの変更という大きな決断をしましたが、府下大会出場という目標を達成して最後の試合に臨みました。試合では、テニスコートの雰囲気を私達の色で染める思いで、互いに大きな声を掛け合いました。敗れましたが、ペアの子にはとても感謝しています。
女子は人数が少なく、時には大会に出場できるかさえも危ぶまれる中でも、メンバーは「試合に出て勝ちたい」と黙々と練習をしました。みんな心からテニスが大好きだったので、何よりこのメンバーでテニスができたことが最高に幸せでした。
私は将来美容関係の仕事に就きたいと考えています。部活動から学んだ、"何事も目標をもって取り組むこと"を大切にし、様々な技術を吸収していきたいです。
...男女関係なくテニスが大好きで、仲がとても良かったソフトテニス部。このメンバーとともにテニスができたことは、3年生にとって最高の思い出となりました。
(取材・文 安達卓能)