網野学舎

 5月下旬から教育実習生として本校に帰ってきた5名の卒業生に、実習の様子やなりたい教員像、生徒に向けたメッセージをもらいました。

杉本 豪さん(岡山理科大学大学院理工学研究科自然科学専攻物質科学コース)
 生徒のみなさんはすれ違う度に元気な挨拶をくれ、私は毎日清々しい気持ちで実習に臨むことができました。教師は教科指導はもちろん、未来を担う子ども達に人としてどうあるべきかや、筋を通す生き方を育むことが大事だと私は考えています。そのためにもこれからさらに成長し、自分の良さである"人間味"を発揮していきたいです。生徒の皆さん、多少遠回りしてもあきらめず、将来の夢を叶えていってください。ありがとうございました。

安田尚貴さん(関西学院大学理学部数理科学科)
 私は自分自身が紆余曲折をしてきた経験から、子どもに寄り添うことができ、意見や選択をどこまでも尊重してあげられる教員になりたいです。また、有名な格言に、"魚を与えるのではなく、釣り方を教えよ"という言葉があります。体系的な授業を通して、生徒に思考力と向上心を育むことのできる数学科教員になりたいです。皆さん、一生に一度の高校生活です。様々なことを吸収して成長していってください。私も頑張ります。

岡田竜輝さん(佛教大学文学部英米学科)
 私は、高校時代に教えていただいた英語の先生の素敵な授業に憧れて、英語の教師を目指しました。今回実習で担当したクラスはとても元気で反応も良く、私自身本当に救われました。私は、一つ一つが互いの思い出になるような、人との出会いや縁を大切にする教員になりたいです。皆さんも今を悔いなく一生懸命頑張り、高校を卒業した後、同級生と思い出話に花を咲かすことができるような かけがえのない高校生活 を送ってください。

森 雄太さん(島根大学総合理工学部数理科学科)
 私は今回の教育実習で、先生方の、生徒に対する思いや熱意、生徒と一体となって取り組む姿に感銘を受けました。教科指導については、まだまだ自分の力不足を感じたので、これからも日々研鑽を重ねて成長していきたいです。今回、何事にも全力で取り組み、今を本当に楽しんでいる生徒の皆さんの姿に、私も懐かしい高校時代を思い出しました。皆さんにはこれからも 二度と戻ることのないこの瞬間 を大事にしていってほしいです。

堀 裕斗さん(島根大学総合理工学部数理科学科)
 実習初の授業はそこまで緊張することはありませんでした。しかし毎日授業があるため、準備がなかなか追いつかず、教科指導の大変さを痛感しました。学級運営では、担当したクラスの担任の先生から、生徒に連絡をただ伝えるのではなく、常に"ねらい"をもって伝えることが大切だと教わりました。生徒の皆さん、好きなことや得意なこと、趣味など何でもいいので"一つ"のことを伸ばしていってください。心から応援しています。

...実習生の皆さん。教職課程を全うし、将来は素敵な教員・頼れる社会人として、それぞれの使命の道で活躍していってください。応援しています!
             (取材・文 安達卓能)


 
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