網野学舎

5月18日(土)に各会場で開催された両丹高校総合体育大会において、大健闘の戦いを見せた3つの部活動のキャプテンに話を聞きました。

【サッカー部】 伊佐津川会場 準優勝
中地洋介さん(3年1組・網野中)
 私は幼稚園の頃から続けてきたサッカーを、高校ではよりレベルの高い環境でやりたいと思い、この丹後緑風高校に入学を決めました。
 今年度は新入生がたくさん入部してくれました。チームの力や士気を上げるために、練習の段階から実践の感覚でメンバーと声を掛け合い、コミュニケーションを密に取ることを意識しました。また、「ボールを止めて蹴る」という基本を部員と共有しました。
 初戦の相手は実力が拮抗していましたが、私自身ゴールを決めて勝つことができました。しかし、決勝戦は完敗で、相手のレベルの高さを痛感しました。今後は個人もチームもさらにレベルを上げて、強豪チームに対しても真っ向から勝負をしていきたいです。
 私たちの戦いは夏から冬にかけて行われる選手権大会まで続きます。昨年度の成績である府ベスト16を越えることを目標にこれからも頑張っていきます。
 高校卒業後、私は大学に進学してサッカーを続けていきたいです。そのために、今は基礎の土台をしっかり固めて、将来活躍をしていきたいです。

【卓球部】 第3位
梅田太一さん(3年2組・網野中)
 この両丹総体に向けて新しく入部したメンバーと一緒に、それぞれが自分の力を発揮できるように地道に練習に励みました。私が参加できない日も、後輩たちでしっかりと練習に取り組んでくれていました。試合が近づくにつれ、それぞれがレベルアップをしていく姿を見て、部長として頼もしく思いました。
 また、私たち三年生にとって、5人が揃う高校最初で最後の団体戦でもありました。惜しくも3回戦で敗退してしまいましたが、2回戦ではシングルスもダブルスも個人として勝つことができました。鍛えてきたスマッシュやサーブを決めることができ、練習の成果を出せて嬉しかったです。後輩たちも生き生きと輝いてプレーをしていました。全員が役割をきっちり全うすることができたと思います。後輩にはこれからも練習試合などの実践経験をたくさん積んで強くなっていってほしいです。
 私はこれで引退です。部員が少なく苦しい時期もありましたが、最後にこうして両丹総体を笑顔で終えることができ、これまで支えてくれたすべての人に感謝をしたいです。
 私の次の目標は大学進学です。ここまで部活動をやり抜いた経験を生かし、勉強を継続し、努力し、進路実現という夢を成就させたいです。

【バスケットボール部】 男子上級の部 第3位
松下南智さん(3年2組・網野中)
 今年度、新しく1年生が加わり、練習は毎日活気に溢れています。
 この両丹総体は3年生を中心とした上級の部と、下級生を中心とした下級の部に分かれて出場しました。私たち上級の部は普段通りの戦いができて勝ち上がり、最終的には準決勝まで進みました。最後の対戦相手は強豪で、勝つことは難しいとわかっていましたが、2年生の後輩が光るプレーを見せてくれたり、全員がやれることをやろうと必死で食らいつきました。下級の部も大健闘の戦いをしてくれたと聞いて、私が引退した後の新チームが今から楽しみです。
 入部当時は部員が少なく、顧問の先生も輪に入って一緒に練習に付き合ってくださり、とても感謝しています。また、徐々に部員も増え、はじめての経験で不安でいっぱいだった部長の私を支えてくれ、こうして最後の試合で嬉しい結果を掴ませてくれたメンバーにも感謝しています。
 私はこの先進学をしても、バスケットボールというチームスポーツで培った協調性やリーダーシップを、どんな集団の中であっても発揮していきたいです。

...かつては部の存続すら危ぶまれた苦しい時期を、一人のキャプテンが立ち上がり、それにメンバーが続き乗り越えた結果、たとえ小さくても、こうして立派な成績を掴むことができました。後輩の皆さん、先輩が拓いてくれた道を、今度はさらに踏み固めていってください。
              (取材・文 安達卓能)

 
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