網野学舎

   「幸せ」を願うなら「困難」に立ち向かおう

 10月10日から3週間、母校での教育実習を終えた堀江健太さんに、教員を目指そうと思ったきっかけや実習で感じたこと、生徒の皆さんへのメッセージを聞きました。

堀江健太さん(関西大学政策創造学部出身)


私は9年前に網野高校を卒業し、大学を出た後は社会人として民間企業に勤務しました。しかし、「自分にとって『本当の幸せ』とは何か。」と考えるようになり、「多くの人によい影響をもたらす人間になること」が自分にとって幸せなことだと気づき、仕事をしながら教師になるための勉強を開始しました。
 初日のホームルームは緊張しました。しかし、自分の夢見ていた光景がすぐ目の前にあり、また、勉強した成果がようやく出せると思い、緊張よりも「教壇に立てる喜び」の方が勝っていました。同時に、生徒が進路を考える上でも、私のような異色の経歴であっても、いま教員に挑戦している姿を見て何かを感じてもらえたら嬉しいと思いました。
 実習では指導教官の先生を始め、国語科の先生方から教科指導のあり方や指導の方法などを一から学ばせていただきました。また、学級運営や部活動指導などについても多くの先生方からたくさんのことを教えていただきました。今回の教育実習で学んだすべてのことを自分の財産にして、少し遠回りをしたからこそ、「楽しくて、自由で、人間的な魅力を兼ね備えた唯一無二の教師」になっていきたいですし、そうなることがお世話になった先生方への「恩返し」だと思っています。
 生徒の皆さん。今より「もっと高校生活を楽しくしたい」、「もっと幸せになりたい」と願うのであれば、勉強でも部活動でも、いま自分にとってしんどいことや面倒なことに果敢に挑戦してみてください。乗り越えた先には、願っていた楽しい未来や幸せな人生がきっと待っているはずです。私も頑張りますので、皆さんも頑張ってください。
 3週間、本当にありがとうございました。

...座右の銘は「二兎追う者だけが二兎を得る」。無限の可能性を秘めているからこそ、勉強も部活動も趣味も恋愛も「全力でやってやろう」と貪欲であってほしいと、最後に生徒の皆さんにメッセージをもらいました。堀江さん、これからも頑張ってください!
         

     (取材・文 安達卓能)


 
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