網野学舎

   先輩を手本に 後輩の手本に

 7月7日に行われた京都府高等学校生徒商業研究発表大会(生徒商研)において、企画経営科のメンバーが調査研究の部と体験発表の部のそれぞれで最優秀賞に輝きました。各部門の代表者に喜びの声を聞きました。

調査研究発表の部 【最優秀賞】 企画経営科3年生(6名)
 「京丹後市物語」~地域の魅力プラスワンの取組リピーター獲得へ~

中垣俊介さん(3年3組・網野中)
 課題研究の授業で「地域とつながるコミュニティ通貨」について研究をしていたことからメンバーに選ばれました。内容はこのコミュニティ通貨の説明から、これを使ってどんな地域貢献ができるかをテーマに発表しました。検定や試験が重なる日程の中で原稿を覚えたり、新たな試みである寸劇の練習をしたりと大変でしたが、本番の発表では堂々とやり切ることができました。近畿大会では数値化したデータを増やしてより説得力のある資料に仕上げ、発表の完成度をさらに上げて、全国大会出場を目指して頑張っていきます。

小森知己さん(3年3組・網野中)
 コミュニティ通貨を、夏休みに開催するお化け屋敷のイベントにどう活用するのかや、この活動をどうすれば広めていけるのかを発表しました。練習では原稿をただ覚えて喋るのではなく、審査員に語りかけるように発表しようと心掛けました。本番は台詞が飛ばないようにと慎重になり過ぎたところもありましたが、何とか無事に終えることができました。最優秀賞を励みにし、将来たくさんの人の前で堂々と自分の考えをプレゼンテーションできる社会人になれるよう、コミュニケーション能力をさらに磨いていきたいです。

体験発表の部 【最優秀賞】 企画経営科2年生(2名)
 「おいしくて米(まい)っちゃうクレープ開発秘話」~米粉を使った商品開発~

大同翔太さん(2年3組・大宮中)
 夢は経営者になることです。そのためにはプレゼンテーション能力が必要になると思って発表に挑戦しました。私達は先輩方の昨年度の地産地消の取組を引き継いで発表をしました。本番は独特の緊張感の中でトップバッターでしたが、練習通りみんな元気良く発表できました。勉強は得意ではありませんが、発表という分野でこのような最高の評価をしていただき本当に嬉しく、自信にもなりました。今年度の丹後万博は先輩方の姿を見習ってぜひ成功させたいですし、そんな私達の姿を見て後輩達も育ってくれたら嬉しいです。

荻野優陽さん(2年3組・弥栄中)
 経営実習部の活動中に顧問の先生から今回の発表を勧められました。大きな場での発表は経験がなかったのでやってみようと思いました。原稿を覚えた後、発表に強弱を付けたり手振りを交えて話すこと、そして協力者の言葉ではその人になったつもりで感情移入して話すことなどプレゼンスキルを磨いていきました。本番は練習通りの力を発揮することが出来ました。最優秀賞を一番に喜んでくれたのは誘ってくれた顧問の先生でした。堂々と発表を行った先輩方のかっこいい姿を手本に、来年度はさらにいい発表をしたいです。

...先輩の勇姿を見て後輩は憧れ、やがて次の後輩の模範となっていく。企画経営科はこれまでも、そしてこれからも、この「美しき正の伝統」を継承していくことでしょう。
              

(取材・文 安達卓能)

 
Copyright (C) 京都府立丹後緑風高等学校 All Rights Reserved.