網野学舎

   「得意だ」と胸を張って言えるもの

 6月17日(土)に開催された第39回全国高等学校簿記競技大会京都府大会に企画経営科6名が出場し、団体の部で優勝を、個人の部でも優勝を含め3名が表彰され、7月16日に行われる全国大会への出場権を手にしました。今回は企画経営科に入学した理由と学科で学ぶ簿記会計の魅力について語ってもらいました。

団体の部 【優 勝】 京都府立丹後緑風高等学校網野学舎

個人の部
【優 勝】 本井晴大さん(網野中)
 在学中にたくさんの資格取得に挑戦できて、将来進学や就職に強いと考えたので私は企画経営科に進学しました。
 簿記は得意なのですが、本番の問題は想定より難易度が高く出題傾向が変わっていた箇所もあり、終わった瞬間はまったく自信がありませんでした。結果発表で団体で優勝と知ったときには本当に驚きましたが、逆にその瞬間に個人の優勝を確信しました。
 次は7月の全国大会です。各地の精鋭が集うので入賞すら厳しいかもしれませんが、しっかり対策をして全力でぶつかっていきます。
 将来の夢は公認会計士になることです。得意の簿記に磨きを掛けて、夢に向かって突き進んでいきます。

【第3位】 廣瀬久瑠実さん(網野中)
 卒業生である姉から企画経営科の様々な取組や良さを聞き、とても興味が湧いたことが入学のきっかけでした。
 この競技会に向けて私はとにかく過去問を解きまくりました。しかし本番の試験問題を目にした瞬間、出題形式が傾向と違い焦ってしまいました。それでもとにかく答を埋めようと必死で解いていきました。結果発表で団体と個人で名前が呼ばれたときは状況を理解できず、一人だけ時が止まったようでした。表彰されたときは、これまで自分が努力してきたことが報われたと実感し、必死で涙をこらえていました。
 これまで支えてくれた方々のおかげで掴んだ全国大会というチャンスを精一杯楽しんできます。

【優良賞】 安田和奏さん(丹後中)
 挑戦すればたくさん資格が取れて将来の仕事の幅が広がるし、地域活性化に真剣に取り組んでいる企画経営科で学びたいと思い入学しました。
 これまでも様々な競技会やコンクールに出場しましたが、簿記競技会は初めてでした。試験は着実に解いていくことを心掛けました。高校から始めた簿記で結果を残すことができて本当に嬉しいです。
 全国大会までは期末試験や検定、イベント準備がたくさんあり、勉強時間を確保するのは難しいですが、隙間を見つけてコツコツと進めていきたいです。
 私はこれからも資格にたくさん挑戦し、大学で学び、将来は大好きな丹後に戻って故郷の発展のために働きたいです。

...最後に3人に「あなたにとって"簿記"とは何か」と尋ねたところ、「『得意だ』と胸を張って言えるもの」だと気持ちよく答えてくれました。
              

(取材・文 安達卓能)

 
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