網野学舎

 3月9日(木)~3月11日(土)の2泊3日の行程で、隠岐の島ガイドツアーの視察・体験に企画経営科2年生の井藤己純さん(大宮中)、亀井萌さん(大宮中)、川戸唯さん(網野中)、渡利素晴さん(網野中)の4名が行きました。

 1日目は松江市に前泊し、2日目の朝、七類港(松江市)からフェリーで西郷港(隠岐の島)に行きました。到着後、島根県立隠岐高等学校に移動し、授業を参観させていただき、その後、ジオパーク研究をしている4名の高校生と交流しました。初めに、牛小屋に行き、突き牛の散歩などを行いました。普段の観光では見ることのできない島の当たり前を体感した後、夕日の絶景ポイントとしてSNSでバズっている「油井前の洲」へ移動しました。生徒は、「なんだか夕日ヶ浦に似ているな」と自分たちの住んでいる地域と無意識に比較していました。この日の最後は、地元のスーパー「サンテラス」で島の高校生の放課後を体験しました。商業科の3年生が開発した隠岐ならではの「バイカレーパン」が販売されていると説明を受けたのですが、この日は完売し売り切れていました。

 3日目は、「都万の舟小屋」に行き、景観と暮らしについて説明を受けた後、都万公民館に移動し、地区の方々、地元の高校生と一緒に郷土料理の「隠岐そば」と隠岐産の岩のりを使用した「ばくだんおにぎり」を作りました。この「隠岐そば」は、私たちが普段食べているそばとは異なり、短く切られており、流し込むように食べるのだと教えてくれました。そばつゆには焼きサバが入っており、各家庭によって味が異なります。最後は、隠岐自然館に行き、一般社団法人隠岐ジオパーク推進機構事務局長の野邊様より隠岐ユネスコジオパークの歴史や概要について御講話いただき、この視察・体験のまとめとなりました。

 今回の視察では、現地の方々の日常を直接体験することができ、五感で自然を感じることができました。この3日間で学んだことを自分の学校・地域で共有し、山陰海岸ジオパークの活用について考えていきたいです。

 島根県立隠岐高等学校の皆さん、ありがとうございました。

 
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