網野学舎

 磨き上げた「金の冠」を手に!

 高校三年間で全商検定一級に五種目合格した3年生の二人に話を聞きました。

■全商協会五種目1級合格(五冠)【簿記・ビジネス文書・ビジネス計算・情報処理・商業経済】

福尾楓雅さん(網野中)
 私はいくつかの一級試験で一回ずつ不合格という悔しい結果を味わいました。それでも二回目の試験は、大学受験という進路がかかった時期でもあったので、それまで以上に勉強に対する意識ややる気を強く持って臨みました。特に簿記の原価計算は、私が授業で選択していなかった科目でしたが、担任の先生が一対一でつきっきりで教えてくださったおかげで合格することが出来ました。こうして企画経営科で学んで検定合格や資格取得ができたからこそ、希望通り大学の経営学部に進学することができたのだと思います。これからも、将来の夢である公認会計士を目指してさらに勉強に励んでいきます。

山中莉彩さん(丹後中)
 検定試験の勉強では、買った問題集や過去問をすべてやった上で、間違えたところを何度も解き直し、それでもわからないところは先生に質問するという、自発的な勉強スタイルを貫いていき、一級試験をすべて一回目で合格することができました。企画経営科ではみんなで教え合いながら勉強したり、全国や近畿大会に数多く出場させていただいたことが一番の思い出です。私は卒業後、地元企業の事務職に従事します。これからも自分自身のスキルアップを目指して、働きながらたくさんの資格を取得し、多くの人から必要とされる「頼られる事務員」になって、将来両親に恩返ししていきたいです。

...仲間や恩師、そして家族の支えや励ましによって、人は力強く成長し輝きを増していくものです。卒業する3年生の皆さん。高校時代に自身が大切に磨き上げた「金剛不壊の冠」を携えて、次なる舞台でもさらに活躍されることを祈っています。

(取材・文 安達卓能)

 
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