網野学舎

 知りたいし知ってもらいたい「税」のこと

 「税に関する高校生の作文」で各賞に入選した1年生の4名に話を聞きました。

【京都府租税教育推進連絡協議会賞】
大野イチカさん(1年2組・網野中) 「税を知ること」
 私はこの作文を書くまで、税を身近に感じる出来事はそこまで多くありませんでした。そこで私を含め、私と同じように感じている人達にも税のことをもっと知ってほしいという思いで自分なりに調べて書きました。今回の作文を通して、将来大人になったら税をただ「受動的に支払う」のではなく、税のことをよく知った上できちんと納めていきたいです。

【峰山税務署長賞】
福尾美空さん(1年2組・網野中) 「税のある世界」
 そもそもなぜ私達は税を納めなければならないのかという疑問から「税のない世界」をイメージするところから始めました。みんなで税を納めなければ、私達の暮らしそのものが不自由になってしまうことに気づき、税の大切さを改めて知ることができました。今は消費税しか納税の実感はありませんが、これからもっと広く税のことを知っていきたいです。

【公益社団法人峰山納税協会長賞】
竹元紫凛さん(1年1組・広島市立翠町中) 「高校生になって考えたこと」
 私は税に対する小さい頃にあったイメージと、高校生になった今の向き合い方の違いを比べて書きました。税を「払わなければならない」のではなくて「自ら納めていく」という意識が大切なんだと気付きました。いまはまだそこまで税は身近なものではありませんが、将来納める税の種類も増えると思うので、今後も税のことをもっと学んでいきたいです。

【京丹後地区租税教育推進協議会長賞】
松浦侑愛さん(1年2組・網野中) 「税金の未来」
 私は「税金の未来」というタイトルで、福祉と負担の関係を視点に作文を書きました。どちらかに偏ってしまうと様々な問題が起きることを知り、バランスの取れた「中福祉・中負担」が理想であると気付きました。将来自分で働いて、住民税や所得税を自分で納めていかなければならないので、これからもっと積極的に税のことを知っていきたいと思いました。

...今はまだ実感が薄くても、将来より身近になるであろう「税」のことを調べ、真剣に考える良い機会になったようです。

(取材・文 安達卓能)


 
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