網野学舎

努力した分しか「経験値」は上がらない

 7月10日(土)、福知山公立大学にて開催された第21回京都府高等学校生徒商業研究発表大会において、本校生徒が各部門で優秀な成績を収めました!

★体験発表の部 最優秀賞 丹後緑風高校2年3組(7名)
人羅海留さん(2年3組・大宮中)
 私は海岸清掃ボランティアに興味がありました。何故海洋ゴミが発生するのか、どうすれば削減できるのだろうかと前々から疑問を持っていました。それを調べて発表したらどうかと勧められ、7名のメンバーで取り組みました。
 本番は、初っぱなで私自身が間違えるという失敗からのスタートでした。それでもその後は皆練習通りにいき、無事にやりきることができました。終えた後、客席にいた担任の先生が「よくやったぞ」という合図を私たちに送ってくれ、心が救われました。私たちは賞にすら引っかかることもないだろうと思っていたので、「最優秀賞」だと聞いた時には本当にうれしかったです。
 私の将来の夢はゲームクリエイターになることです。自分の「経験値」を挙げていくためにも、今後もこのような大会に積極的に参加していきたいです。

★体験発表の部 優秀賞
尾瀨空さん(3年3組・丹後中)
 私は体験発表の部に個人で出場しました。テーマは、この網高で学び、体験した三年間を振り返り、今後どう活動していこうかという将来の展望について発表をしました。個人での出場のため、資料の作成や操作、原稿覚えや練習はすべて一人で行いました。本番の発表では、審査員長の方と何度も目があってしまい大変緊張しました。それでも目をそらすことなく自分の思いを伝えるんだ、と一歩も退かず発表をやりきりました。
 優秀賞の発表で自分の名前が挙がった時は、素直に嬉しかったですし、今回こうして挑戦して本当にいい経験が出来て良かったと思いました。
 私は国公立大学に進学し、将来の夢である投資家を目指して、情報分野でプログラミングを本格的に学んでいきたいです。

★調査研究の部 優秀賞 網野高校3年3組(6名)
嶋津舞さん(3年3組・峰山中)
 私達は課題研究の授業で取組んでいたテーマを発表しました。キズものや規格外のため商品にできない農作物を、加工して新たな付加価値をつけて商品化して販売し、売上利益を生産者に還元するという、生産者と企業と消費者をつなげる輪を網高が作るというものです。
 発表では抑揚をつけて話す技術を試みましたが、習得するのは簡単ではありませんでした。しかしたくさん練習をしたおかげで、本番は緊張することもなく、いつも以上にいい出来でした。優秀賞に選ばれ、私は6月にあった簿記競技大会と合わせてダブルで賞を頂くことになり、とても嬉しかったです。さらに私達は、8月27日に近畿大会に出場することも決まりました。進路に向けて取組む時期と重なるので大変ですが、しっかり準備をして臨んでいきたいです。

谷岡京香さん(3年3組・網野中)
 かねてから、このような大会に出場したいと思っていましたが、これまでチャンスやタイミングを逃してきました。高校生活も残り半年、悔いは残したくないと思い、今回積極的に手を挙げました。この大会は事前に提出する企画書の内容も評価の対象でした。作成に当たっては、どうすれば私達の企画の魅力を伝えることができるのかにも心を砕きました。
 本番では言葉に詰まってしまう場面があり、採点にどこまで影響するのだろうかと不安いっぱいで審査を待ちました。優秀賞と聞いてほっとしたものの、最高の企画だったと自負していただけに、最優秀賞ではなかったので少し悔しいです。次の近畿大会では、発表するテーマをもう一つ増やす予定です。さらに企画を練って発表練習を重ねて、近畿大会を突破し全国大会に進めるように頑張っていきます。


...費やした努力は、賞となり経験値となり、やがて夢を実現する力となっていくはずです。
(取材・文 安達卓能)

 
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