網野学舎

 11月25日(水)は、SIM京丹後2030(行政運営シュミレーションゲーム)のチャプター1(2020-2023)とチャプター2(2024-2027)を行いました。
 チャプター1(2020-2023)では、税収が減る中で社会保障費にかかる予算を確保するため、手持ちの15の事業から1つの事業を削減すべく、班で検討しました。削減を決めた事業については、議会にて承認を得るため、削減の理由や削減することで生じるデメリットの部分についてをどうカバーするかなど班で活発な議論が交わされていました。
 議会では、議長役を務める教員に「削減する事業」の提示と説明を行いました。時には、議長からの厳しい指摘に言葉を詰まらせる場面も見られましたが、班で協力して説明をする様子からは、『承認を得たい』という強い気持ちが感じられました。

 ①
台詞の読み合わせをしてゲームを進めます

 ②全事業の内容を確認し、無くしても良いと思う事業を選び一斉に指さします。進行はiPadで班ごとに行いました。

③それぞれが選んだ理由を班のメンバーに伝え、「削減する事業」を1つに絞ります。

④議会では、「削減する事業」について議長に説明します。議長からの質問には班で協力して答えます。

⑤審議の結果、承認・非承認が下されます。承認されない場合は『地方債1,000万円』を抱えることになります。下の写真は『承認』を得て拍手がわき起こっている様子です。

 チャプター2では、市長役の校長先生から『コンパクトシティー推進事業』の提案がありました。この事業を「取り入れる」場合はこのチャプターで2つの事業を削減する必要がでます。「取り入れない」場合は、既存の事業から1つの事業を削減するという設定で検討を進めました。『コンパクトシティ推進事業』を取り入れた班は2つの班だけでした。

 次回は12月9日(水)の午後に、チャプター3(2028-2030)とチャプター4(2030-20XX)を行う予定です。どれも大事な事業であることを感じつつも、「削減する事業」を決定しなければならないジレンマに陥りながら、まちの未来のために熱い議論を重ねることでしょう。

 
Copyright (C) 京都府立丹後緑風高等学校 All Rights Reserved.