令和6年6月16日(日) 京藍染めプロジェクト
4月に苗植えをした京藍染め師松﨑陸さんの藍畑のメンテナンスに参加してきました。
一つ一つの藍草がしっかりと根を張り葉っぱもワサワサと茂ってきています。7月には1番刈りを行う予定。藍が生長する分、雑草も生長します。マルチシートのあいだからちょこちょこと顔を出す雑草取りが本日のミッション。三重県から駆けつけたご夫婦とLinksメンバー11人で作業を始めると1時間程で作業終了。普段は松崎さん含め3、4名で取り組む時間のかかる作業とのことでしたが、元気いっぱいの高校生11名のパワーはさすがであっという間にきれいになりました。
その後、陸さんの工房のある大原野スタジオギャラリーに移動し、京藍染めに関するお話を伺いました。1300年経っても全く色あせない正倉院の藍染めの布のこと、蕉門十哲の服部嵐雪の句から分かる京藍染めの歴史(直筆の句も見せてもらいました!)......陸さん曰く、「現在のどんな技術を用いても過去の藍染めに敵わない。僕は歴史の職人達に挑戦しているんです。」生徒達も歴史のロマンを感じつつ今日の草取りが持つ意味を感じていたようです。
この後も収穫、発酵、抽出、染色と1年をかけた藍染めのサイクルを学んでいきます。