
学校生活
第三学年部長からのメッセージ「西城陽高校の皆さんへ」
2020/05/12
「西城陽高校の皆さんへ」~教職員メッセージ~ シリーズ2 各学年部長より
第三学年部長より
今年度も引き続き学年部長をさせていただきます金見です。よろしくお願いします。担任の先生も昨年と変更なく、さぁ最終学年として締めくくりの年に!と思っていましたが、始業式と登校日を除いて皆さんに会えない状況にとても寂しく思っています。
さて、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が出され、日本中の人々が「stay home」を合言葉に、今まで経験したことのない生活を送っていることだと思います。特に3年生は不安や複雑な思いを持っている人も多いのではないでしょうか。部活動においては、全国高校総体が史上初の中止を決定し、全国高校総合文化祭や全国高校野球選手権大会は現時点で開催の可否が議論されるなど高校生の集大成としての成果を発表する場が完全に失われてしまう可能性が予測されます。私たち教員もこの事態を無念に思うとともに、受け入れなければならない現状に落胆の色を隠せません。高校生が部活動にかける思いは計り知れないものであると理解しているからこそ、今、安易に声をかけることができません。目標を見失った喪失感に先行きの見えない進路・将来への不安、いつから学校は再開されるのか、3年生の範囲の学力は身につくのか、受験制度はどうなるのか...。考えれば考えるほど不安が募るばかりではないでしょうか。
でも、不安や不満ばかりを言っていても何も始まりません。先行きの見えない将来のことを考えるのではなく、今私たちができるのは、来るべき時に備え準備しておくことであると思います。家にいるからといって、ダラダラと過ごすのではなく、規則正しい生活と課題を持って取り組む姿勢が大切です。本校の建学の精神に「忍耐と努力を自らに課す」という言葉があります。これは「ただ単に厳しいことに我慢し、苦痛に耐えて努力せよ」という意味ではなく、「自らの目標を達成するためには、遊びたい気持ち、ゲームしたい等の誘惑に耐えてでも、努力して追求しなければならない。それを自分自身に課していくことが大切だ」という考えです。将来こうなりたいという大きな目標も大切ですが、目の前の小さな目標も大切。一日一日を忍耐と努力を自らに課して今できる課題を設定して取り組んでください。5/11(月)に休校延長された分の各教科の課題を発送しています。その課題を学校の生活リズム(時間割)に合わせて行ってみてください。時間が余れば+αの課題(高2までの内容の総復習や参考書などを用いての受験勉強など)を行ってください。また郵送された課題の中に、4月当初に行ったスタディサポートの個人診断レポートを同封しています。結果とともに自分自身が苦手としている分野の問題が印刷されていますので、これを機に苦手分野の克服に向けて有効活用してください。学校でしか学べないことも多いですが、学校でなくともできることも多くあります。コロナが収束し、学校が再開した時、この期間の努力を怠らず、準備してきたことをしっかり活かすことができるよう頑張りましょう。
これまで当たり前だと思っていた生活が当たり前にできなくなっている今だからこそ、新しいことに挑戦できるチャンスがあり、今までと違った角度で物事を捉えることができます。そして普段、当たり前のようにできていた何気ない生活がいかに大切で重要な時間であったかを考えることで、この経験を通して様々なことに感謝し、人としての幅を広げる時間にできると思います。当然、コロナ禍の生活の中にはたくさんの不安やストレスがあると思います。私たち第3学年担任一同、皆さんに寄り添って不安や焦りの気持ちが生まれないようにコミュニケーションを通して丁寧に対応していくつもりです。休校中でも何か不安や質問があればいつでも遠慮なく学校に連絡をください。最後に、学校が再開した時、この期間の皆の経験や準備が活かされ、以前よりも成長してくれていることを願っています。そしてまた笑顔で登校してきてくれることを楽しみにしています!
第3学年部長/スポーツ総合専攻主任 金見 紀宜
第二学年部長からのメッセージ「西城陽高校の皆さんへ」
2020/05/12
「西城陽高校の皆さんへ」~教職員メッセージ~ シリーズ2 各学年部長より
第二学年部長より
今年度、昨年度から引き続き学年部長を勤めることになった仙田です。
主に2年生に向けたメッセージではありますが、1,3年生も興味があれば目を通して下さい。
安倍首相による「3月2日からの臨時休校要請」に伴い、西城陽高校も休校となりました。
この間、登校日を設け1日2時間の部活動を行い、またその登校日も命を守る観点から全員で集まることを中止し、今まで普通に行っていた生活が一変してから2ヶ月が経ちました。
この2ヶ月を振り返ってみて、いかがでしょうか?
私は、2つのことを考えています。
1つ目は「時間の使い方」です。昨年度の1年間、「時間がない」等で出来なかったことが多くありませんか?慣れない高校生活がスタートし、体力的にも精神的にも疲れて、学校から家に帰ってすぐに寝てしまう・・という生活になっていませんでしたか?今、その「時間」にゆとりがあると思います。ゆっくり立ち止まって自分の将来について考える時間にしても良いし、模試を活用して1年生の復習をする時間にしても良いと思います。ただし、「時間」は無限ではありません。"今"という「時間」を無駄にすることなく、将来につながるように活用して欲しいと思います。
2つ目は「自ら考え主体的に行動する」ということです。この休校期間は課題があるものの、個人の裁量に任された部分が多くあります。1つ目でも言いましたが、その時間の使い方は人それぞれで様々です。その分、やっている人とやっていない人で"差"が生まれています。自分で考えて、今の自分に何が必要なのかを見つけて、行動してみて下さい。まだ何をして良いかわからない人は、これまでの自分を振り返り自己分析してみて下さい。長所・短所から入ってもいいし、自分は何なら夢中になれるか等掘り下げて考えてみて下さい。この考えたことや行動したことに正解はありません。是非、「自分で考えて主体的に行動する」力をこの間に培っておいて下さい。
臨時休校から再開し、パワーアップした皆さんに会えることを楽しみにしています。
第2学年部長 仙田 稔雄
第一学年部長からのメッセージ「西城陽高校の皆さんへ」
2020/05/12
「西城陽高校の皆さんへ」~教職員メッセージ~ シリーズ2 各学年部長より
第一学年部長より
今年度、第一学年部長としてみんなをサポートしていきます高島です。よろしくお願いします。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。新入生とは、入学式、連絡登校日の2回しかまだ会うことができていません。本来なら、少しずつクラスに打ち解けてきて、高校生活にも慣れ始めている時期かと思います。今の社会の状況が改善し、早くみんなと一緒に勉強したり、様々な活動に取り組んだり、おしゃべりしたりして楽しい時間を過ごしたいと思っています。
さて、学校が再開するにあたり、先生達が心配していることは、まずは体力。先生達自身の体力も心配しているところではありますが、一日の大半を家の中で過ごしていると思います。皆さんの体力は、休校前よりもおそらく落ちていることが予測されます。学校が始まると登校、授業6~7限学習、部活動、下校、家庭学習と朝から晩まで予定が詰まっています。これが一日の流れになりますが、今の体力で連日活動していけそうですか?今後出される課題についてこのような日が始まることを想定し、一日の課題に取り組む時間設定の見直しや体力を戻していくための運動を日常に取り入れる(家の掃除や補強などのトレーニング実施など)などこれからの生活を意識して、過ごしてもらいたいと思います。
2つめは、生活のリズムです。夜更かしをして、昼前まで寝ているような生活になっていませんか?このような生活リズムになっている人は、学校再開後、生活リズムが大きく変化し、体調を崩しやすくなることが予測されます。体調を崩すと学校を欠席することになり、ようやく再開された学校生活をまた中断することになってしまいますね。夜の10時を過ぎれば寝る準備に入り11時までに就寝してください。そして、朝の7時までには起床したいものです。皆さんの身体は今から成長が著しい時期に入ります。規則正しい生活リズムを確立し、心身ともに成長し、健康に過ごしてほしいと思います。
自分を律しながら生活していくことは容易なことではないかもしれませんが、日々の目標や、一週間の目標などをこまめに設定し、やり遂げる達成感を感じながら充実した日々を送ってほしいと思います。皆さんに課せられた課題については、本来一学期に取り組むべき内容や、中学校の復習の内容になっています。内容についてしっかりと理解しながら取り組んで下さい。『継続は力なり』自分の力が試されているときでもあると思います。是非残りの期間頑張ってほしいと思います。次回皆さんと再会できる日を、教員一同楽しみにしています。健康には十分留意して下さいね!
*教育アプリEdmodo登録のご協力ありがとうございます。学年の9割以上の登録が完了しています。今後、健康チェックやみんなの生活の様子、そして学年やクラス担任からメッセージのやりとりをしていきたいと思っています。学校HPと併せてこまめにチェックするようにして下さい。
第一学年部長 高島 恵子
校長からのメッセージ 「西城陽高校の皆さんへ」
2020/05/08
「西城陽高校の皆さんへ」~教職員メッセージ~ シリーズ1
校長より
今年のゴールデンウィークは何処にも行かず、部屋の模様替えや衣服の整理をしました。
一着一着の服に様々な思い出を懐かしみながらも、TVで流れるニュースを見ては現実に戻り、当たり前に過ごしてきた日常の大切さに改めて気付かされる数日間でした。
友達や先輩、後輩と直接会えない日が続き・・・
目指していた全国大会や最後の発表会が中止と言われ・・・
授業は受けられず、進路や将来のことが気になりだし・・・
外出も自粛し、遊びも、勉強も、部活も奪われた、そんな日常が続く中、皆さんが今、どんな気持ちで毎日を過ごしているのか? 私自身、想像するだけで心がとても痛みます。
そんな出口の見えない長くて暗いトンネルの中にいる皆さん一人一人の気持ちに、少しでも寄り添い、共にこの苦境を乗り越えて行くために、日々の過ごし方のアドバイスや学習の参考になることを願って書かれた、先生方からのメッセージをシリーズ化して随時HPに載せることにしました。
西城陽高校の皆さん、今は本当に辛くて苦しく、先が見えない厳しい状況ですが、「明けない夜はありません」皆さんと最高のNJライフを過ごせる日を楽しみにしています。
共に頑張りましょう。
校 長 村上 昌司
令和2(2020)年度 第38回入学式
2020/04/09