学校生活School Life
10月16日(月)京都府丹後文化会館にて芸術鑑賞会「桂福丸のFun to 落語」を鑑賞しました。
今年は4年ぶりに3学年揃って鑑賞することができました。
初めに落語解説を○×クイズ形式に学び、4人の生徒たちが落語ワークショップに参加しました。
「扇子を使ってうどんをすする」、「手の動きと顔で魅せる幽霊の物まね」、「扇子をつかってお酒を注いで酔っぱらう」、「カップルの甘い会話」などを体験しました。
初めてとは思えないような大きな動きやアドリブ力に会場中が笑いに満ちました。
桂福丸師匠には英語落語「ZOO」と「時うどん」をしていただきました。「ZOO」では、わかりやすい英語の表現と笑いどころを誘う間の取り方に落語の奥深さを感じました。また、「時うどん」は内容を知っていても笑ってしまい、声・表情・仕草と何より落ちの巧さを堪能しました。
林家花師匠の「紙切り」では「舞妓」「バスケットボール」「にわとり」「亀」「先生の横顔」などを即興で作っていただきました。だんだんと何が出来上がっていくのかがわかってくるとざわざわし始め、完成した作品が投影されると思わず「すごい!」や「おー!」などの感嘆の声がもれました。
幕が上がってからあっという間の80分間。生徒のアンケートから、ほとんどの生徒が落語や紙切りをはじめて鑑賞したことがわかりました。また、約90%の人が「とても良かった」と大好評でした! 生徒の感想を一部紹介します。
・落語は全く馴染みがなかったのでどんなものなのかなと思っていたのですが、聞いてみると凄く面白くて、英語の落語もあって外国人の方にも楽しんでもらえるものなんだと感じました。また紙切りもその場であんな繊細で綺麗な作品が作れると知ってすごいと思いました。滅多にない芸術鑑賞の時間でしたがとても充実したものになりました。ありがとうございました。
・落語は話し方や動作など細かい部分まで表現されていてとても面白かったです。切り絵では出されたお題に沿って細部まで切っているのがすごいと感じました。完成形がとてもそっくりで驚きました。
・勉強の疲れも笑いで吹っ飛ばして思いきり楽しめました。技術や演技がすごくて驚きました。また機会があればぜひみたいです。
・落語や紙切りは初めて生で見たので新鮮な感じがして楽しかったです。落語は年配の方がよく見ているものだと思っていたので難しいのかなと思っていましたが、言葉や身振り手振りで話の内容も分かりやすかったです。紙切りは、話しながらあっという間に動物や人の形が出来上がってすごいなと思いました。お題から即興で作っていくのをとてもワクワクしながら観ていました。落語も紙切りも時間があっという間に感じてしまうほど楽しかったし、また観たいなと思いました。
・初めての落語の世界は不思議で大勢の人を楽しませる素敵な空間だと思った。英語で聞き取れるか不安だったが、こうして英語でお話しされるんだなと勉強になったしとても面白かった!紙切りは綺麗な女性の会話と共に繰り広げられる様々な作品は、紙で作っているのか?!と驚くほど圧巻されて楽しかったです!本当にありがとうございました!
公演後には、生徒会長の田崎さんがお礼の言葉を伝えました。また、生徒会副会長の志村さんに花束贈呈をしていただきました。
本物の芸術を生で味わってほしいという思いから、峰山高校では一年に一度「古典芸能」「演劇」「音楽」の分野を順番に鑑賞しています。多感な高校生の間にあまり触れる機会のない演目を体験し、感じたことを大切にしてほしいと思います。来年は「演劇」です。どんな作品を鑑賞できるのか今から楽しみです。