学校生活School Life

9月24日~30日に「読書の時間」を行いました

 

読書の時間は、1限前の朝15分を使って、全校生徒が読書をする取組です。

9月24日~30日に5日間行いました。本校では朝読書の時間を10年以上行っています。

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~アンケート結果です~

Q. 取組中、読書に集中できましたか?

すごくできた(65%)・できた(31%)・あまりできなかった(3%)・全くできなかった(1%)

感想は「静かな環境だった・自分の興味のある本・本の内容が面白い」などの理由から集中できたという意見が多かったです。

Q. 今後の読書の時間について

今年のようなものでいい(46%)・もっと時間を増やしてほしい(51%)・もっと時間を減らしてほしい(1%)・無くしてほしい(2%)

感想は「5日間では1冊読み切れない」が多くありました。また「眠たくなった・本が苦手」などの意見もありました。

それ以外の感想に、「普段本を読まないので、学校で時間を作ってもらえると助かります・リフレッシュになった・読書をして1限目が集中できた」などがありました。

今年は「図書館を利用しないと答えた生徒の内、部活動や自主学習で忙しい」と答えた人が166人いました。読書が好きな人でも、時間が作れない人もいるようです。課題や自分の目標のためにやらなければいけないことや他の楽しいことなど、多忙な高校生活の中で、読書の優先順位は高くないのが現状のように感じます。

しかし、少しでも興味のある本や面白そうと思えた本を見つけたら、その本をちょっと覗いてみようという時間を「自分で作ってほしい」と思います。読書は、今まで自分が考えたことのないテーマを発見したり、物語なら登場人物の人生を追体験したり、著者の視点や考え方を得るなど、自分の世界を拡げてくれます。また、これまでの自分の経験を新たな解釈で振り返ることができるかもしれません。

読書の時間と同じく1日15分でもいいので、自分のアンテナに引っ掛かった本を開いてほしいです。そこで感じたことや考えたこと、その積み重ねた時間がきっと他の人と異なるオリジナリティとして自分の中に蓄積されていくと思います。

ところで、「読書といえば小説!」と思っている人はいませんか。図書館には小説以外にもたくさんの本があります。ジャンルでいえば、哲学や歴史や科学や産業や芸術や言語の本などです。フィクションが楽しめなくても、ノンフィクションに興味があるなら、ぜひそちらを読んでください。一番大切なことは、自分自身で読みたい本を選んで読んでみることです。もしも面白くないと感じたら、その本の何がダメなのかを批評すると面白いかもしれません。

最後に、最近知ったことですが、字を読む脳回路は遺伝ではなく後天的にしか発達せず、この機能は脳の様々な分野を連動させて活動させているそうです。人体の機能はある程度の努力という負荷をかけなければ衰えます。できることなら自分の読みたいと思った本を楽しみながら、読字脳も一緒に鍛えませんか?

 
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