12月20日に令和5年度の2学期終業式が体育館で全学年集まって行われました。
校歌斉唱の後には、校長先生と教育推進部長からお話がありました。

遠山校長式辞

「人間には短期記憶と長期記憶があり、一般的には短期記憶が得意だと言われています。
同様に思考に関しても近い未来のことを考える短期思考は得意だが、遠い未来のことを考える長期思考は不得意だと言われています。
私が最近読んだ本にローマン・クルツナリックというイギリスの思想家が書いた『グッドアンセスター』という本があります。その本の中には、人間には短期思考・長期思考それぞれを掌る脳の部分があるが、短期思考を掌る部分は簡単に働きやすいのに対して、長期思考を掌る部分は意識してトレーニングしないとなかなか働かないと書かれています。
世界では、二酸化炭素の排出による温暖化や世界各地で起こる紛争など短期思考で目先の利益にとらわれてしまった結果起きている出来事が多く起きています。
生徒の皆さんには短期思考だけに陥ることなく、長期思考を使って自分が何をするべきかについてまずは身近なところから考えて欲しいと思います。
明日から冬期休業に入ります。補習や部活動、家族との年末年始の行事などあっという間に過ぎる19日間かもしれませんが、今年を振り返りながら、これからの人生を思い描くとともに遠い将来の子孫のために自分の人生をどう生かすのかということも考えてみてください。3学期の始業式には、今日よりも成長した皆さんに会えることを楽しみにしています。」

佐々木教育推進部長の訓話では、「働くということは人の役に立つことで、どのような仕事も誰かの役に立っています。また、自分が人にしてもらいたいことは積極的に人にしてあげるようにしましょう」といったお話がありました。

始業式の後は伝達表彰が行われました。

内容は以下の通りです。
■陸上競技部
第18回　京都府国立・公立高等学校陸上競技対校選手権大会
女子　100m　　4位入賞

■テニス部
令和5年度京都府公立高校テニス大会団体の部・男子の部　優勝
令和5年度京都府公立高校テニス大会個人の部・男子の部　準優勝

上記の結果により、団体の部は1月5,6日に開催される第21回近畿公立学校テニス大会団体の部に、個人の部は2月3日に開催される第12回近畿公立学校テニス大会個人の部にそれぞれ出場が決定しています。

■書道部
第8回日本・中国学生書法合同展　入選

令和５年度 第１学期終業式が放送にて行われました。

遠山校長 式辞
来年、本校が50周年を迎えるにあたり以下の話をされました。
「改めて挨拶することを大切にしてほしい。始業式でも話をしたが挨拶は社会生活の基本であり

　他者とつながるために重要である。相手のためだけでなく自分のためにもなるため

　これからも挨拶されたら挨拶を返すというコミュニケーションの基本を大切にしてほしい。

　来年、創立50周年の記念事業を予定しており、しっかり挨拶ができる向陽高校のよき伝統が

　継承されていることが感じられるよう心がけて欲しい。また、明日から夏休みが始まるが

　このまとまった時間をどのように使うかは、皆さん一人一人の人生を変えるくらい重要な時間である。

　２学期の始業式には１段階成長した皆さんに会えることを楽しみにしている。」

柏原生徒指導部長 訓話

自転車競技の日本代表団をカナダに引率された経験から以下の話をされました。

「全国レベルの競技者は、向陽高校の生徒と本質的には大きく変わらないが、
　人の話を聞いて現状を分析し修正しようとする彼らの姿勢は模範にすべきと感じた」

終業式の後は、伝達表彰とインターハイ壮行会が行われました。
内容は以下の通りです

＜伝達表彰＞
■男子サッカー部　
令和５年度全国高等学校総合体育大会京都府予選
優秀選手
矢吹　彪雅

■体操競技部
令和５年度京都府高等学校体操競技・新体操春季選手権大会
男子団体２位　女子団体４位　新体操女子団体３位
（近畿大会出場決定）

第77回近畿高等学校体操競技選手権大会
男子団体９位　新体操女子団体１３位

＜インターハイ壮行会＞
令和５年度全国高等学校総合体育大会　出場

３年３組　自転車競技部　彦坂　拓真