3月20日(月)に3学期終業式が体育館で行われました。山下校長先生の式辞では、「学校生活や人生における目標設定の大切さ」についてのお話がありました。例として、大谷翔平選手が高校時代に使っていた目標達成シート(マンダラチャート)を挙げられました。大元となる目標を明確にし、それを達成するための具体的な項目を可視化したフレームワークのことです。自分の目標に対する思考を整理して、その実現のための具体的なアクションを理解することが目標達成への道であるというお話でした。

また、ベンジャミン・メイズ氏の名言の紹介もありました。

FAILURE IS NOT REACHING YOUR GOAL, BUT IN HAVING NO GOAL TO REACH.

(人生における悲劇は、目標を達成しなかったことにあるのではない。それは人生に目標を持たなかったことにある。)

 目標を達成できずに悔しい思いをすることはあるだろうけれど、少なくとも目標を持つことができたことを評価するのも大事なことです。目標は達成できなかったかもしれないが、目標を持たなかったことよりは幸いと言えるはずです。「真の自分の力を信じて、自分の大きな可能性を信じて行動してほしい」というメッセージが送られました。

 山下校長先生は、昨年度1学期終業式の式辞においても、「SMART」という目標設定の基準を例に挙げて、目標設定とその具体的アクションとの組み合わせの大切さを生徒の皆さんに伝えていました。「SMART」とは、それぞれ、Specific(具体的な)Mesurable(測定可能な)Achievable(達成可能な)Realistic(現実的な)Time-bound(時間制約のある)という意味で、これらを踏まえて目標を設定することです。

 何かを始める時には、その目的・目標・手段を明確にすること。目標の実現には常に努力を伴う取組が必要であるが、周りで支えてくれる人たちのあたたかさや思いやりが必ず生きていく上での大きな力になること。常に周りの人たちへの感謝を忘れずに生徒一人ひとりが目標に向かって頑張ってほしいとのメッセージがありました。

 最後に、「一年間本当にお疲れさまでした。健康に留意して、桂プライドを忘れずに目標に向かって頑張り、桂高校をますます発展させていってほしい」という言葉で締めくくられました。

 そして、全校生徒へ向けて、心の底からの"Good luck! & Good bye."という言葉を送られました。

 その後、教務部長、生徒指導部長、進路指導部長がそれぞれ、春休み中に生徒の皆さんに注意してほしいことやチャレンジしてほしいことについて話されました。

 
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