外洋性のエビクラゲ 他

今年は、本校桟橋においてエビクラゲをよく見かけます。
分布域は太平洋側で、夏季には北九州、瀬戸内海にも出現します。
日本海側で多数を観察することは珍しいことです。
さらに、外洋性の本種を栗田湾内で観察することは、大変珍しいことだと言えます。
エビクラゲ  クラゲ目 イボクラゲ科
10月11日(金) 撮影
傘径は25㎝程で、外洋性のクラゲです。
体に小さなエビが付いていることがあり、エビクラゲという名前がつけられました。
いつか、エビを探してみたいです。

本校桟橋においては、5~6年程前から、稀に観察するようになりました。
その時は、1個体を発見するだけで珍しいことでした。
2022年あたりから、年に数回観察するようになりました。
今年は10個体以上を確認する日もあり、観察回数、個体数が大幅に増加しています。
この日は、ミズクラゲもたくさんいました。
また、ビゼンクラゲを1個体発見しましたが、撮影はできませんでした。
ミズクラゲを見ていると、魚影を発見!
イボダイの幼魚です。
イボダイの幼魚はクラゲの触手に隠れて生活し、身を守習性があります
また、クラゲをエサにすることもあります。