ヒョウモンダコの飼育

5月11日(土) 本校桟橋において、ヒョウモンダコを採集しました。
南方の種で、京都府沿岸は本来の生息域ではありあません。
5月19日(日) 給餌の様子
エサのオキアミに脚を伸ばす
摂餌


これまでも何度か本校桟橋において、本種を採集しています。
採集日 2017年1月3日
採集日 2019年10月13日
採集日 2020年12月5日
ヒョウモンダコ
マダコ科 ヒョウモンダコ属

体長10㎝ほどの小型のタコで、寿命は約1年。ヒョウモンダコは世界で4種が知られており、日本に分布するのはその一種で、Hapalochlaena fasciataを指すことが多い。
唾液にはテトロドトキシン(フグ毒)が含まれ、嚙まれると危険。繁殖期(6月~8月)には攻撃的になり、より危険度が増す。
基本的には熱帯域から亜熱帯域の浅海の岩礁域、サンゴ礁、砂礫に生息する。
一般的には南西諸島以南の太平洋からオーストラリアにかけての西太平洋、大西洋やインド洋沿岸に分布。
日本では、太平洋側は千葉県以南、日本海側では兵庫県以南の暖海域に分布している。
兵庫県で発見されても大変珍しかったが、近年は福井県でも確認され、生息域が北上傾向にあるとされる。