本校では、教養科学科生徒の探究心・創造性・独創性の伸長のため、GSP(グローカル・スタディーズ・プログラム)の一環として、総合的な学習の時間を「こだわり学」と称して、様々な活動に取り組んでいます。2年次では、生徒が独自のテーマで課題を設定し、研究(ゼミ活動)を行っています。そのまとめとして、昨年度の研究の成果を、3年生の代表が教養科学科の2、3年生に向けて校内発表を行いました。
昨年度は、「国語ゼミ」「数学ゼミ」「化学ゼミ」「社会ゼミ」「物理ゼミ」「生物ゼミ」「地学ゼミ」「英語ゼミ」の8つが開講され、各ゼミ内で発表を行い代表を選出しました。今回は、平成27年2月7日に開催された、グローバルネットワーク京都交流会のプレゼンテーション部門で最優秀賞を獲得した「英語ゼミ」が、「国際社会と日本」について特別発表を行いました。
各ゼミ代表者は、緊張しながらも、1年間の研究成果を伝えたいという熱意が充分に伝わる発表を行いました。いずれも甲乙付けがたい内容でしたが、副校長先生をはじめとする審査委員の先生方で審査を行い、研究内容や発表の工夫などから、最優秀賞に「物理ゼミ」の大橋くん、白川くん、宮内くんが、優秀賞に「国語ゼミ」の池野さんが、審査員特別賞に「生物ゼミ」の前川くんが選出され表彰されました。
平成27年4月8日(水)、第7回入学式を挙行しました。城南菱創高校の制服に身をつつんだ新入生が次々と登校しました。
城南菱創高校9期生となる普通科160名、教養科学科83名、計243名が橋本校長より入学許可を受けました。
橋本校長は、式辞の中で新入生に向けて、「生命の尊さや時間の重みを噛みしめ、一日一日を大切に生きることを心に刻んでほしい。また、普通の暮らしを不自由なく送れることを有り難く思い、それぞれの立場で与えられた時間を大切にして精一杯努力して生きなければならない。そのことが私たちの輝かしい未来につながる。」と述べました。
さらに、『学ぶ姿勢』、『挑戦』、そして『出会い』の3つを大切にしてほしい言葉を贈り、「これらを踏まえ、自分たちが城南菱創高校の歴史をつくっていくのだという気概を持って学校生活に臨んでほしい。」と述べました。
平成27年4月8日(水)、着任式で7名の新しい教職員の方々を迎えた後、平成27年度の幕開けとなる、1学期始業式を実施しました。 新2、3年次生たちは、気持ちをあらたに新学期を迎えました。
橋本新校長は式辞の中で、「春は別れと出会いの季節。3月はお世話になった先輩や先生方との別れがあり寂しさを感じる一方で、転入された先生方や新しい友達、仲間との出会いがあります。それらの出会いを一つ一つ大切にしてください。その出会いから人間関係を築き、どんどん広げてください。友達、仲間は一生の宝です。その宝をつくるための第一歩が挨拶です。挨拶は話すきっかけをつくります。気持ちよく心をこめて挨拶をしましょう。さらに円滑な人間関係を築くために、思いやりと優しさをもって、相手の気持ちを察することができるようになってほしい。」と述べられました。
また、童謡作家の金子みすゞさんの「大漁」という詩の中の『朝焼小焼だ 大漁だ 大羽鰮の 大漁だ。 浜は祭りの ようだけど 海のなかでは 何万の 鰮のとむらい するだろう』という一節を紹介され、「視点や立場を変えて、考え、行動できれば、人に対してより優しくなることができるのではないでしょうか。」と述べられました。
最後に、「この始業式という今日の日を節目の一つとして、新たな目標をもったり、流れを変えたり、気持ちを切り替えたりするための良い機会にしましょう。具体的な目標をしっかりと立て、それに向かってチャレンジしてください。『いま、輝きの瞬間』、もっともっと自分に磨きをかけて、もっともっと輝いてください。」と述べられました。