校長挨拶

「いつも輝け維孝館」

行動指針
~時を守り、場を清め、礼を正す~

「知」「徳」「体」「自」「和」

宇治田原町立維孝館中学校
校 長  細矢 和彦

 本校は、我が国の緑茶発祥の地として、また、『心をつなぎ ともに創る 茶文化のまち』を将来像とする宇治田原町(京都府東南部、人口約8,900人)の中央部に位置し、周囲は緑豊かな茶畑や山に囲まれています。また、工業団地や住宅開発が進むなど、茶文化の継承と地域振興のバランスがとれた町であり、唯一の中学校であります。

 校名『維孝館』は、維孝国民学校から名称をゆずり受けたもので、「維孝」は中国の書経にある「惟孝、友于兄弟克施有政(惟れ惟孝ならば兄弟に友に有政を施す)」に由来します。令和5年には創立77年という歴史と伝統を持つ中学校(8学級、202名)です。

 本町が進める小中一貫教育で目指す子ども像とも重なる「夢に向かって自ら学ぶ人 人とのつながり(絆)を大切にする人 誇りを持ってふるさとを語れる人」の育成を学校教育目標に掲げるとともに、宇治田原町教育大綱の趣旨を踏まえ、「ウェルビーイングの実現を目指して、知・徳・体の調和がとれ自・和を大切にできる体系的な教育をすすめ、家庭・地域と協働する学校づくり」を学校経営方針(中期経営目標)の柱に据えています。その方針の下、「1 人とのつながりや様々な体験等を通して、人権尊重の心を育み、社会的に自立した人間としての基盤を培う。」「2 新学習指導要領の趣旨を踏まえ、小中一貫教育を通して、質の高い学力をはぐくむ。」「3 生徒指導の実践上の4つの視点及び生徒理解に基づく教育をすすめ、豊かな心と健やかな身体をはぐくむ。」「4 保護者や地域から信頼され、愛されるチーム『維孝館』の構築を図り、地域と協働する学校づくりをすすめる。」ことを目指して、教育活動を展開しています。

 また、平成29年度からは、町の教育理念でもある「人がつながる 未来につながる まちぐるみの教育」の実践をいっそうすすめるために、小中一貫教育を行う3小中学校の愛称として「維孝館学園」を選定しました。

 「学びあう授業づくり」を研究テーマにして平成27年度からすすめてきた協働的な学習について、平成30年度に研究テーマを「学びをつなぐ授業づくり」に改訂し、新学習指導要領が目指す、主体的・対話的で深い学びにつながる協働的な学習を研究・実践してきました。また、令和元年度2学期からはタブレットPCを導入し、京都府教育委員会指定「学びの深化プロジェクト実施校」として更なる研究・実践をすすめてまいりました。

 生徒たちにとっては魅力ある、そして良き思い出の宝庫となる学校となるような、郷土の良さをよく学び郷土の一員となるような、また、義務教育最終の3年間で中学卒業後の進路を切り拓けるように、生徒一人一人の力を伸ばす学校づくりを進めています。

 なお、「いつも輝け維孝館」は、生徒たちから募集したもので、一人ひとりが光り輝くことを願い、本館西側にパネルを、体育館内に横断幕を掲げているものです。

                          令和6年4月11日

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