京都すばる高校では、本校での3年間は様々な学習の形や学習の機会を用意し、生徒のみなさんが互いに成長できるプログラムを準備しています。
他では決して経験できないすばらしい高校生活となるでしょう。
~ 情報科学科2年生Sky株式会社へ ~
3月22日(水)情報科学科2年生が、新大阪にあるSky株式会社に企業見学に行きました。
Sky株式会社はソフトウェア設計・開発・コンサルティングを行う会社で、製品であるICT活用教育支援ソフト「Sky Menu」は全国の学校の89%に導入されていると伺いました。
まず、ソフトウェア開発の流れをグループワークで疑似体験しました。簡単そうに見えた課題をどのチームもクリアできず、最後に、Q(品質)・C(コスト)・D(納期)の観点をバランスよく考えて作業していなかったからだと教えていただいた瞬間、全員がその意味を理解できました。
次に、なかなか見学できない開発現場も案内してくださり、そこで生き生きと働く社員の方の姿は、システムエンジニアを目指す生徒にとって憧れとなりました。
改めて、この仕事をするには、情報技術だけではなく、QCDやコミュニケーションも大切なのだと実感しました。
3月10日(金)、本校に自習机一式を贈呈いただきました。
今回の贈呈式は、京都銀行様の京銀 私募債『「未来にエール」~次世代を担うこどもたちへ~』事業において、取引企業様が発行される社債の発行手数料の一部を企業様から指定された学校へ京都銀行が図書や備品を寄贈するという事業です。
今回、株式会社アテックス様から本校を指定していただき、自習机一式を寄贈していただきました。
贈呈式では、京都銀行大久保支店 亀井支店長様から本校校長へ目録の贈呈、株式会社アテックス 浅野社長様へ記念楯が贈呈されました。
浅野様からは、「社会に出てからの『活学』が大切。学び続けるための礎を培ってください。」と参列した生徒代表に向けて御挨拶をいただきました。
寄贈していただいた自習机一式は、今後、多くの生徒たちが学習の場として活用してくれるでしょう。
2月14日(火)1~4限目、情報科学科2年生が校内の情報セキュリティ競技会に臨みました。これは、コンピュータセキュリティ技術を競う大会であるCTF (Capture The Flag) の入門編で、班対抗で問題に隠されたFLAGを探し出すものです。
情報セキュリティ企業(株式会社ラック)の技術者の方々を講師に迎えての競技会は熱戦が繰り広げられ、生徒達は、日頃の学習成果を発揮して、真剣に取り組んでいました。終盤の残りラスト5分で順位が入れ替わる白熱の展開で、優勝チームは、京都府警のサーバー対策犯罪課から賞状を頂きました。
この取組みの成果を、情報セキュリティ意識や技能の向上につなげていきたいと思います。
~ソニー生命様との産学連携授業~ 会計科ファイナンスコース2年生の取組み
2月14日(火)、ソニー生命保険株式会社京都ライフプランナーセンターからライフプランナーの方をお招きし、「ライフプランニング実習」を実施しました。5名~6名を1グループとし仮想家族を作り、ライフイベントに合わせた支出や貯蓄について考えました。また、ライフプランニングの重要性やライフプランナーとしての仕事のやりがいなど、心熱くなるお話を伺いし、生徒たちは「仕事をとおして誰かのために何ができるのか」を考える一日になりました。
この連携授業を受けて、今月の23日(木)にはファイナンスコース40名全員が『10年後の未来設計図』と題して、ライフプラン発表会を行います。
経済の先行きが不透明な今、ライフプランニングの重要性が問われる時代です。ファイナンスコースでは、2年間にわたり金融経済について学習を深めていきます。
2月3日(金)、2016年度金融知識普及功績者表彰の発表が金融庁・日本銀行からあり、本校が団体表彰を受賞いたしました。これを受け、2月7日(火)、京都府庁において表彰伝達式が行われ、金融担当大臣及び日本銀行総裁の連名による表彰状を授与いただきました。
金融知識普及功績者表彰は、金融及びその背景となる経済についての教育活動をより一層推進するため、国民の金融に係る知識の普及・向上に功績のあった者及び団体に対して、その功績を顕彰していただくものです。
本校の受賞は、会計科に「ファイナンスコース」を設置し、金融経済に関する課題研究、地域金融機関との連携授業、外部講師による講演会、金融機関や税理士事務所での就業体験などを通じて、金融経済に関する基礎知識の習得、勤労観の育成、ライフプランの重要性に関する理解の向上などに取り組んでいることが認められたことによるものです。
これもひとえに、日頃より本校の取り組みに御理解、御協力をいただいております関係各位の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。今後もこの表彰にお応えできるよう、より一層教育活動の充実に取り組んでまいります。
2月7日(火)、会計科1年生「ビジネス基礎」の授業と連携した、伏見税務署との産学連携授業「新たな税金を考える」発表会を実施しました。
税の作文にはじまり、9月の近畿税理士会様の御協力による租税教室、10月の伏見税務署の方とのグループワークなどをとおして、税の意義や目的を学び、日本の財政健全化戦略案などに取り組んできました。そして、1年間のまとめとして、新たな税金を考える事にチャレンジしました。
発表会当日は、伏見税務署の方をお迎えして、代表の12名が高校生の視点で環境や少子化、倫理観の問題など、現代の社会が抱える課題を解決することを意識した税金の提案をしました。その後、税務署様からそれぞれの提案に御講評をいただき、高評価の提案には表彰もしていただきました。
1年間をとおして、これまでの取組みに対し、御理解、御協力をいただきました近畿税理士会伏見支部様、伏見税務署様に感謝いたします。本当にありがとうございました。