展示トピックス

おしらせ >> 記事詳細

2016/02/23

企画展「観光時代到来-近代天橋立観光-」開幕!

Tweet ThisSend to Facebook | by 資料課
今年度最後の企画展「観光時代到来-近代天橋立観光-」が始まりました。展示内容と主な見所を紹介します。

1 江戸時代の旅
 江戸時代の庶民の社寺参詣の流行を、当時の観光案内書ともいうべき、「都名所図会」や「摂津名所図会」で紹介しています。愛宕山登山の籠や大坂行きの旅客船ののどかな旅の風景、大坂の旅人向けの菅笠屋、2本の川が交差する場所に橋が4本架かった大坂の名所「四つ橋」の風景など、見て楽しい絵です。

2 明治時代の旅
 明治以後の鉄道開通が、遠距離旅行を容易にしたことを、鉄道路線図や時刻表で紹介。今となっては懐かしい、KTRの開通記念オレンジカードやテレフォンカードも展示しています。

3 名所(などころ)から風景へ
 天橋立は古代に和歌に詠まれた名所でしたが、都人は実際には見ることの少ない場所でした。また現地を見て詳しく描いたとされる、雪舟の有名な天橋立図も、ある種の宗教的な世界をイメージしたものと考えられています。それが江戸時代には、社寺参詣による庶民の旅の流行で、実際の風景に関心が移っていったと思われます。明治時代以後は一層その傾向が強くなり、橋立観光と言えば山腹から橋立の砂州の風景を観賞することが主な目的になりました。
 そうした天橋立に対する見方の変遷を、雪舟「天橋立図」(複製)や10年ぶりの公開となる松翁筆「天橋立図」と「扶桑略記 天之橋立之図」、広重画「丹後天の橋立」、明治時代から大正時代の絵葉書などで紹介しています。


4 宮笥(みやけ)から土産物へ
 昔は神社の御札などが宮笥と呼ばれ、伊勢講(伊勢神宮信仰の組織)の代参者が講員みんなの分を受けて帰りました。近代の観光時代になると、土地の産物や絵葉書などが土産物として売られるようになります。その流れの中で昭和初期から宮津・橋立人形が農村の副業として作られ販売されるようになりました。特に橋立人形の「股のぞき人形」は観光土産として好評でした。
 展示では、今では幻となった各種宮津・橋立人形を初公開しています。



5 股のぞき
 天橋立観光と言えば、股のぞきです。発祥はわかりませんが、明治前期には行われていました。艶やかな着物姿の女性の袖のぞきのポーズもありました。股のぞきや袖のぞきをデザインした明治時代から昭和時代の観光絵葉書などから、今と変わらない股のぞきが定番の観光パフォーマンスだったことを紹介しています。



6 観光施設
 近代の観光は、風景をみて楽しむだけでなく、遊覧船に乗ったり、遊戯施設で遊んだりするようになりました。
 天橋立では、観光ケーブルや阿蘇海遊覧船、展望施設と付属遊園地が作られ、観光の幅も広がりました。展示ではこうした施設を、大正から昭和時代の観光絵葉書や展望パンフレットなどから紹介しています。
 
16:19 | 企画展

京都府立丹後郷土資料館
〒629-2234 京都府宮津市字国分小字天王山611-1
TEL 0772-27-0230   FAX 0772-27-0020

 
   リンク    サイトマップ