本センターの巡回教育相談では、幼児児童生徒の見え方をアセスメントしながら、生活や学習のための環境調整、視覚補助具の活用練習、視覚支援に関して担任や関係者への提案等を行っています。
今回は体育での「高跳び」のための身体の使い方、タブレットでのタイピング、拡大読書器を使った作品観察を行いました。タイピング入力をするにあたり、タブレット台とBluetoothキーボードを使用することで姿勢が整い、画面を視認しやすい位置で入力することができます。拡大読書器では自分が視認しやすい大きさに拡大操作し、寿司屋のミニチュア模型を観察しました。寿司の素材や湯のみの柄、看板の素材など、拡大することによって細部まで確認することができます。
効率よく見やすく学習できるように環境を整えること(外的条件の調整)、視覚補助具等を使用して自分で見やすく調整できること(内的条件の調整)で、学びがさらに深まります。
見え方や学びの場、学習内容によって、個々に必要となる視覚支援が異なります。見えない、見えにくいことでお困りの場合は、当センターにご相談ください。
【写真】タブレットスタンドの使用で正しい姿勢の保持が可能になっている様子

【写真】拡大読書器を使用してミニチュアの寿司屋を観察しているところ
