盲学校全体

(全)PTA研修会(進路学習会)

 PTA会員、生徒を対象に進路学習会を開催しました。社会で活躍する視覚障害者の現状を知り、家庭と学校がそれぞれの立場で、児童生徒への支援のあり方を考える機会として、毎年、卒業生やその保護者を講師に迎えて実施しています。

 第1分科会では、専攻科普通科を卒業後、大学で情報処理技術を学び、Web制作会社にてアクセシビリティ・エンジニアとして勤務している卒業生に話を聞きました。学生生活や就職先での人間関係、一人暮らしの実際についてなど、生徒からのたくさんの質問に答えていただきました。

 第2分科会では、高等部普通科を卒業後、福祉就労している卒業生とその保護者に話を聞きました。座談会形式で終始和やかな雰囲気で話が進みました。事業所での仕事の様子や余暇について、また、子育てにおいて大切にしていることや、事業所を選ぶ際のポイントなど、幅広いテーマで会話が弾み、それぞれのご家庭において参考になることが多くあったように感じました。

 第3分科会では、専攻科理療科を卒業後、海外でセラピストとして開業している卒業生とオンラインでつなぎ、話を聞きました。眼疾患が進行していく中で、今後の社会参加を考えた時に、盲学校という学びの場があったことを思い出しあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師(以下、三療)の道に進む決断をしたこと。家族で日本に移住しての子育てと学業の両立の大変さ、三療の資格を生かした現在の営みについて生徒からの質問に答えながら、当時を振り返り、語っていただきました。

 ご都合をつけてご講演いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。

【写真】参加者から多くの質問が寄せられた第1分科会

【写真】子育てトークや進路についての話題で盛り上がった第2分科会

【写真】海外からオンラインで講演いただいた第3分科会

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