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人文科学の教室④⑤⑥ 「サービスデザインワークショップ」を開催しました!

 

講師として近畿大学経営学部山縣ゼミの山縣教授と学生4名に来ていただき、3日間のワークショップに1年生の希望者が参加しました。

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今回のワークショップは山縣ゼミ様から「京丹後市に住む高校生から市外に9割出ていくが、高校在学中に市外に出る機会や大学が近くにないことを聞きました。高校生と大学生と共にアイデア創出からシナリオ作成までの一連の流れを実践的に体験し、柔軟な発想力と大学での学びを経験してほしい」と企画提案され実現しました。

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1日目は、山縣教授による「サービスデザイン」についての概要説明から始まりました。そして、KJ法の実践として京丹後市の特徴を付箋に書き出し京丹後市の「良いところ」や「改善したいところ」を分類していきました。

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2日目は、1日目のKJ法でまとめた分類をもとに、山縣ゼミ生に「欲求」×「お題」をかけ合わせて発想するための京丹後版「かけあいカード」を作成していただき、それを活用してアイデアを発想し「思いつきシート」を作成しました。

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3日目は、2日目の思いつきシートをもとに、そのアイデアがどのような人にどんな価値を与えていくのかというシナリオを考え、四コマ漫画を作成しました。最後に、四コマ漫画のストーリーを発表し講評していただきました。

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1日45分という短い時間の中で、丁寧に大学生にファシリテートしてもらいながら、サービスデザインを行う目的やそのための様々なプロセスの説明と実践をしました。受講した1年生は、3学期から2年生の探究学習に向けてテーマを設定していきます。今回体験し学んだことを活かし、実生活にも役立ててほしいと思います。

【生徒の感想】

1日目

・今回はサービスデザインについて簡潔にまとめてあり、とてもわかりやすく学ぶことができました。また、ワークショップの際に近大生の方々と楽しく、近畿大学がある大阪の地域のことや自分の地元の京丹後市のことについて十分に話すことができたのでとても楽しかったです。真っ先に思いついたワードを付箋にメモして、後からカテゴリーごとにまとめることによって、考えが見やすくかつ思考力や判断力の向上にも役立てると改めて実感しました。

・高校生になって初めてこのようなワークショップに参加したので、初めは上手くできるか不安だったけど、実際に参加してみて大学のことについて知ることができたり、気軽に質問することができて、とても楽しかったです。

2日目

・サービスデザインはいろんなことを縛られずに考えることが大切だとわかった。人生もそんなふうに過ごしたいです。

・ネガティブなアイデアでもポジティブに考えたらもっとアイデアが広がった。

・今回は具体的なことから抽象的なものへブラッシュアップさせていく過程を楽しく学べた。また、今回も自分の考えを近大生の方々に見てもらって違った観点でもアドバイスをもらえたからまた新しい考えに発展することができた。

・大学生の方々にアイデアをたくさんもらって、固い頭に緑が広がった。普段考えないことを考えるから、面白くて時間が足早に過ぎていった。人生もそんなふうに過ごしたい。

3日目

・今回のワークショップでサービスデザインの考え方を学べたので、いさなご探究で企画を考える時に活かしていきたいと思った。

 
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