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「eスポーツで丹後を盛り上げたい!」~eスポーツチームの取り組み

 

みなさん、こんにちは!
前回の記事から少し間が空いてしまいましたが、

また引き続き、探究活動の取り組みについて紹介していきたいと思います。


高校生達が今どんなことに興味を持ち、

何を考え、どのような取り組みをしているのかについて

少しでも知っていただければ幸いです。


この記事で紹介するのは、eスポーツで丹後を盛り上げたい、と

考える高校2年生の生徒たちの記録です。


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そもそもeスポーツって、どんなものなのでしょう?

お恥ずかしながら、コーディネーターの能勢は

こういったゲーム関係の分野に疎く、高校生たちから

この世界の魅力について教えてもらいました。


eスポーツとは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、

広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す

言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦を

スポーツ競技として捉える際の名称らしい。


色々な種類のゲームがあり、参入障壁も低いので、

多くの人が魅了されているといいます。

とくにチーム戦での対戦ゲームは、相手に勝つための

戦略を練ったり、チームでの協力が必要なため言語能力が

求められることから、将来に役立つ問題解決能力や

コミュニケーション能力などを

鍛えられるという点も注目を浴びているようです。


そんな可能性のあるeスポーツですが、

これを活用して地域を盛り上げることができないか、と考えた

高校生達がいました。


彼らは1年生の時「地域の活性化の為に自分達が何が出来るのか」について

提案する発表を行っていました。

そこでeスポーツを使ったイベントを

地域で大々的に行い、eスポーツの魅力を広めるとともに

地域の独自性を打ち出すことで、京丹後内外から人を呼び込むきっかけ作りが

できないか、という提案をしてくれました。


そして、2年生になった今、今度はその提案を実際に実行しようと

動いてくれています。

そうやって1年生の時から熱量をもって取り組み、2年生でも継続して

更なるパワーアップを図りながら活動してくれている姿を見ると

とても嬉しく思います。


夏休み期間中は、10月末に行われる丹後万博で大会を実施することを

目標に今、どんな準備が必要なのか、また自分達だけでは実行が

難しいところを地域側の協力を募れるのか、協力を求める場合に

どのような手段で依頼をするのか、現在考えている大会規模で実施する際に

どのくらいのコストがかかるのか、等について洗い出し、今後の方針を

考えていくためのアイディア会議を行いました。

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彼らのプレゼンを聞き、フィードバックをしてくださったのは

青年会議所(JC)の方々。


実は昨年、JCの方々主催でeスポーツの1つである「フォートナイト」を

使った大会が開かれており、京丹後でeスポーツの大会が

行われたという事例があること、またJCの方々も「eスポーツで地域を

盛り上げたい」という、彼らと共通した想いを持たれていることなどから、

良きアドバイザーとして彼らの話を受け入れ、

親身になって聞いてくださったのです。


そこでは、JCさんの体験談を元に実際に実行に移していくための

具体的なアイディアについての話合いが行われました。

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大会を開催するにあたってかかってくるコスト問題をどう解決するのか、

eスポーツと丹後をどう絡めていくのか、などの課題に対して

どのように解決するかが彼らの腕の見せどころでしょう。


夏休みにJCさんとの話合いで出てきた今後解決すべき課題点を

踏まえて、どうすれば丹後万博で実現できるのかについての

取り組みにここから更に拍車をかけていきます。


2学期に入ると、自分たちのアイディアについての助言や

協力を求めるため、エッジソンマネジメント協会

という企業の理事長、樫原さまに向けてプレゼンをしたり、

どうすれば彼らが目標としている「だれも取り残さない」場を

その会場で作り出せるのか、についてなどを検討しました。

その気合いの入れよう、またその立ち止まらない姿勢に

彼らの本気さをひしひしと感じるのでした。

そして気がつけば、10月末。

いよいよ丹後万博、本番です。

イベントの事を知ってもらうためのSNSアカウントを作成し、

頻繁に更新したり、チラシを作って自ら地域のあらゆる場所に足を運んで、

掲示してもらうよう交渉をしたり、事前に会場へ複数回足を運んで

リハーサルを念入りにしたり...、と兎に角立ち止まることなく、

その時自分たちにできる最大限の努力をしていました。

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時間をかけて作ってきた、彼らにとっての大きなチャレンジが

どのような結末を迎えたのか。

物語はまだ続きます。

丹後万博での様子については、また別の記事でお伝えしますね!






 
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