学校生活School Life
気がつけば、4月も後半戦に入ってきました。
皆さん、新生活はいかがお過ごしでしょうか?
私(地域コーディネーターの能勢)は毎日、
高校生と関わっているからか、
最近メディアで「高校生」が取り上げられていると、
ついつい見入ってしまい、
最後には何故か号泣するという
日々を送っています(笑)
涙腺がどんどん脆くなっているのは
年のせいでしょうか...(苦笑)
そんなことはさておき、
今回は高校生の皆さんにお伝えしたいことがあり、
この記事を書いています。
また少々長くなってしまうのですが、
最後までお付き合いいただけると幸いです。
先日、新入生向けのオリエンテーションがあり、
そこで探究の授業のことや
京丹後市未来チャレンジ交流センター"roots"について
お話をさせていただく機会を
10分ほどいただきました。
しかし、10分は余りにも短く
その場で全てを伝えきることができなかったので、
改めてこの場で伝えたかったことを
纏めておこうと思います。
本題に入る前に改めてrootsという施設について説明しておきます!
roots(正式名称:京丹後市未来チャレンジ交流センター)は
京丹後市の委託を受けて、民間で運営している公共の施設です。
峰山高校からほど近く、「丹海30番街」と呼ばれる茶色の建物の
1階にあります。前を通ると全面がガラス張りになっているので
すぐ分かると思います。
そこは「高校生と地域の人々の交流拠点」となっており、
これまで峰山高校の生徒のみならず、丹後地域の他の高校に通う高校生、
そして日本各地から訪れる高校生に加えて、卒業生を含む多くの大学生や
地域の方々が訪れ、沢山のドラマが生まれました。
今後、1年生のみなさんにも探究の授業や進路相談などで
この施設をバンバン使って欲しいと思います。
基本的に火~土:11時~20時
が営業時間となっているので、部活の帰りやバスの待ち時間など、
フラッと立ち寄ってみてください!
もし、気になっているけど入るのがハードル高いなぁ......、と
不安に感じてる場合は、探究企画部の地域コーディネーター
能勢までお声がけいただければと思います。
ぜひ一緒に行きましょう♪
では、ここからが本題です。
オリエンテーションでは、以下の3つのことに
焦点を当ててお話をさせていただきました。
①"偶然"を"必然"に変えよう
②読書は「自立の旅」への予行練習
③自分の中に「小さな資源」を蓄えよう!
どういうことなのか、
其々説明しますね。
まず①"偶然"を"必然"に
今後探究の授業や、rootsという場所など、
これからもしかすると
君が何か変わるきっかけになるかもしれない、
キッカケを私たちはできる限り多く
仕掛けていきます。
でもその"偶然"に出会ったことを"必然"、
言い換えれば「ホンモノ」に変えるのは、君次第。
沢山の人、物事に出会って、
それらと積極的に関わろう。
・やってみなきゃ、その面白さは分からない。
取り敢えず、手足を動かしてみる。
やってみて「違う」と感じたら、
また別の方法を探せばいい。
関心がなくてもやってみたら
案外面白いかもしれない。
・周りに発信すること
いつどこで協力者が現れるか分からない。
言葉にして発信することは、
やりたいことを実現する上でとっても大切。
・夢や目標とはもっと楽に、柔軟に付き合おう
色々な人と出会い、対話をし、自己内省することを繰り返していると、
君の考え方はきっと変化していく。
変化してもいい。揺らいでいい。
その揺らぎは君の成長の一歩だから。
でもこれだけは忘れないで。
君の中にどんな変化が生まれようとも、
「自分はどうしたいのか」
「何を目指したいのか」
「どう在りたいのか」
これは常に意識しておこう。
②読書について
・本との対話は、自立の予行練習
本ってすごい。
もうこの世にいない先人たちとも、
文化も背景も異なる人とも、
聞いたこともないような職業に就いている人とも
対話をすることができるツール。
「この考え方、素敵だなぁ」
「私はこうは思わない」
そんな風に共感したり、反発したりする行為は、
君の本当の意味での自立を促す。
学校の図書館はもちろん、
rootsにも君たちの人生の先輩たちの渾身の想いが詰まった
本たちが、勢ぞろいしている。
これを機会にできるだけ多くの
価値観に触れてほしい。
・本は読み薬
辛い時、苦しい時、疲れた時。
本はいつも隣に寄り添ってくれた。
何度も救ってくれた。
本はきっと孤独から君を癒やしてくれる魔法の薬。
読書は「広い世界と繋がる扉」
③自分のなかに資源を!
嬉しい!楽しい!面白い!
ワクワクすること、感動...。
そして悲しい、辛い、怒りといった
ネガティブの感情。
何かしらの事象から、君が受け取った感情で、
心が震えるとき。気持ちが揺れ動くとき。
この感情の動きに、どうか敏感でいてほしい。
「どうしてこんなにも揺さぶられるのだろう?」
「何がこんなにも私の思いを動かすのだろう?」
其々の感情を抱きとめて、
原因を深ぼる習慣をつけてほしい。
これは君が君自身のことを
理解していく手立てに繋がるだろう。
最後に。
人生は「生涯学習」
時代が変われば、「当たり前」も変化する。
今君の目の前に映っているものだけが全てではない。
常に世の中の動きにアンテナをはって、その時々の
「自分なりのベストな正解」を見出そう。
君がこれから進んでいく先に
溢れんばかりの希望があることを心から願って。
さぁ、これから一緒に
君の一歩を後押しする「何か」に出会うための旅に出かけよう。
私達は君たちの小さな一歩を
いつも応援しています。