2月27日(金)、春の訪れを感じさせる穏やかな気配の中、京都府立桂高等学校 第77回卒業証書授与式を本校体育館にて挙行しました。

当日は、川岡自治連合会、学校運営協議会、同窓会の皆様をはじめとする来賓の方々、ならびに多くの保護者の皆様にご臨席いただき、厳粛でありながらも温かい雰囲気に包まれた式典となりました。

式では、卒業生345名に卒業証書が授与されました。本校は昭和23年の開校以来、77年の歴史を重ね、これまでに約29,000名の卒業生を社会へ送り出してきました。卒業生は、その伝統と誇りを受け継ぎ、新たな一歩を踏み出しました。

校長式辞では、卒業生が歩んできたこれまでの道のりが振り返られました。卒業生が小学校6年生の頃、日本で初めて新型コロナウイルス感染症が確認され、中学校・高校生活の前半は、休校や行事の制限など、「当たり前の日常」が失われる時期でもありました。そのような困難な環境の中でも、生徒たちは前を向き、互いに支え合いながら学校生活を築いてきました。

高校入学後は、文化祭や体育祭をはじめとする学校行事の充実に向けて、生徒会を中心に主体的に取り組み、仲間と協力しながら一つの目標に向かう姿が見られました。行事を通して見せた笑顔や真剣な表情は、挑戦する力や団結する力の大切さを教えてくれるものであり、コロナ禍を乗り越えた卒業生の逞しさとしなやかさは、かけがえのない財産であると語られました。

また、これからの社会についても触れられ、少子高齢化の進行、AIの発展による働き方の変化、地球温暖化に伴う気候変動など、将来の見通しが難しい時代を生きていくためには、「自ら考え、判断し、行動する力」が不可欠であることが示されました。その上で、卒業生に向けて次の三つの大切な姿勢が伝えられました。

一つ目は「学び続けること」。
学びは高校で終わるものではなく、社会に出てからも続いていくものであり、学ぶ姿勢を持ち続けることの重要性が強調されました。

二つ目は「人とのつながりを大切にすること」。
友人、教職員、家族など、多くの支えがあって今日の日を迎えられたことに感謝し、そのご縁をこれからも大切にしてほしいという願いが込められました。

三つ目は「挑戦を恐れないこと」。
失敗を恐れず一歩を踏み出すことで、新しい景色が広がり、その積み重ねが未来を切り拓く力になるという力強いメッセージが送られました。

卒業生は、本校での学びや経験を胸に、それぞれの新たな道へと進んでいきます。人生は変化の連続であり、時には困難に直面することもありますが、その一つひとつが成長につながる大切な経験となります。卒業生がこれからの人生を前向きに歩み、社会の中で力強く活躍されることを、教職員一同、心より願っています。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

 
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