9月9日(火)重陽の節句(菊の節句)に、TAFS第2研究群樹木研究班の生徒が、高台寺岡林院(こうりんいん)に流れる菊谷川の川辺にキクタニギクの植え付けを行いました。
キクタニギクは、京都東山の菊渓地区(菊谷川)にちなんだ和名ですが、その自生地では絶滅しています。菊谷川は将軍塚付近を源流として高台寺岡林院を通り、鴨川まで続いている川です。ほとんどが暗渠(あんきょ)ですが、岡林院ではその流れを見ることができます。
キクタニギクの自然開花は11月頃ですが、キクタニギクの開花特性を調査し、環境を制御することで人為的に開花をさせることに成功しています。今回、本校で開花調整を行った株と、協力して保全活動を行っている地域団体「都の福菊」様の育成苗を、岡林院前の菊谷川のほとりに植え付けを行いました。
岡林院内は非公開ですが、植え付けた場所は門前の自由に入れる場所です。11月頃の開花の時期に足を運んでみてください。
朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/AST9B0VVBT9BPLZB002M.html
読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/local/hashtag-kyoto/CO072596/20250909-OYTAT50036/
産経新聞
https://www.sankei.com/article/20250911-T5TO2Q4MWVNBXJJIMW3TC5JJNQ/