10月27日(日)、京都府立大学、地域団体「都の福菊」、桂高校の三者が主催する、京都府知恵産業創造の森「令和6年度地域連携支援事業補助金」による「キクタニギクの栽培技術の開発と利活用に関する基盤研究」の公開講座を開催いたしました。
キクタニギクとは、京都東山の菊渓(キクタニ)地区に咲いていたことから命名されていますが、その地区では絶滅をしています。本校では関係団体と協力し、京都市内で採取されたキクタニギクの保全活動に取り組んでいます。私たちはキクタニギクの農業的利用価値を高め、多くの方が栽培をすることで「種(しゅ)」の保存に繋がると考えており、キクタニギクの開花特性と食品利用に関する研究を進め、その成果発表を行いました。食用菊に関する基調講演をしていただいた京都府立大学名誉教授の佐藤茂先生からも、今回の研究に御指導いただき、様々な発見をすることができました。
また、TAFS第2研究群が行っているすべての研究活動のポスター発表も同時に行いました。さらに洋菓子の提供やしおり作りで会場を盛り上げ、来場者から様々な質問やご意見などをいただき、今後の研究活動につながる有意義なイベントとなりました。