【キク新品種の誕生】

理化学研究所仁科加速器科学研究センターと京都府立大学にご協力いただいている、キクの新品種作出の研究において、現在キクの開花が最盛期を迎えております。

7月に重イオンビームを照射した個体から突然変異が起こり、花色が変化した新品種を得ることに成功しています。

生産農家の方と新品種に関する情報交換を行い、懸崖仕立てに向く品種かどうか、来年度共同で試験栽培を行います。また、実際に栽培されている懸崖菊をご持参いただき、仕立てのすばらしさに圧倒されました。

 

懸崖菊の生産は、京都は一大産地でした。しかし、高齢化や需要の減少などで、生産農家は現在1軒だけになっています。伝統的な栽培技術や品種を保存し、新品種の作出で新たな需要を開拓するため、現在奮闘中です。

 
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