TAFS第2研究群サクラ班の生徒が、仁和寺様の境内に咲く貴重な桜の品種を守るべく、組織培養による品種の保存の研究を開始しました。

仁和寺は、仁和4年(888年)に創建された寺院であり、現在は世界遺産として登録され、高校生までの拝観料は無料とするなど、伝統と文化を広めるための教育活動にも力を入れておられます。

今回は私たちの研究活動にご共感いただき、貴重な枝を採取させていただける運びとなりました。

11月12日(土)に伺い、特に重要な3品種(「泣き桜(陽道桜)」「御室有明」「御衣黄」)の貴重な枝を採取させていただきました。

樹木の組織培養はなかなか難しいですが、生徒たちは1年間かけて校内のソメイヨシノで技術を磨き、その培養方法を確立しております。

早速いただいた枝から生長点を切り出し、培養液に植え付け生育を見守っています。

増殖に成功すれば、仁和寺様にお返しし、植樹などを行う予定です。

 

仁和寺

https://ninnaji.jp/

 
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