保護者の皆様、地域の皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年中は本校の教育活動に温かいご理解と力強いご支援をいただき、誠にありがとうございました。本年も教職員一同、子どもたちの確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成に向けて、力を合わせて教育活動を行っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
1年のまとめを行う学期が始まりました。始業式では、全国の学校を訪れ、「いのちの授業」をされている腰塚勇人さんのことを紹介し、子どもたちにこんな話をしました。
腰塚勇人(こしづか はやと)さんは、中学校の体育の先生でした。事故で首の骨を折る大けがをされ、首から下の身体を動かすことができなくなりました。一生寝たきりかもしれないと言われ、希望をなくしかけたそうです。でも周りの人の励ましや支えによってリハビリを続け、自分で立ち上がり歩くことができるようになりました。奇跡的な回復でした。腰塚さんは、もう一度学校へ戻れたとき、自分が周りの人にしてもらったことを、自分も実行しようと誓います。それが次の5つのことです。
「口」は、人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
「目」は、人のよいところを見るために使おう
「耳」は、人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
「手足」は、人を助けるために使おう
「心」は、人の痛みがわかるために使おう
私たちも自分の口や目、耳、手足、心をこんなふうに使えると、「自分も人も大切に」することができますね。
3学期は、学習面では、各学年で学んだことがしっかり身に付くよう、生活面では、お世話になった多くの方々に感謝の気持ちを持ち、その気持ちを表せるよう、コミュニケーションを大事にしながら指導をしていきます。今後とも子どもたちを温かく見守っていただきますようお願いいたします。
校長 北村 宏司
教職員一同