秋を十分堪能する間もなく一気に冬の気候に入ろうとしています。
2学期の始業式では、「未来は今日の延長線上。今を精一杯生きよう。」という話をしました。子どもたちは学習や行事の場面で、その時できることに精一杯取り組み、知・徳・体それぞれの面で、大きな成長を見せてくれました。保護者の皆様、地域の皆様には、地区体育祭、上林フェスティバル等の行事や授業参観を通して、子どもたちの頑張る様子や成長をご覧いただきました。ありがとうございました。
さて、本校では、11月13日から12月10日までを人権月間(なかよし月間)としています。この間に、各学級での人権学習と取組を行います。
児童会・生徒会は、「一人一人の気持ちを大切に 輝く五十五人 ~優しい声かけ、プラスの声かけ~」をなかよし月間目標に掲げ、各学級で人権目標を設定し、取組を行っています。
先日の人権(なかよし)月間はじめの会で、校長からこんな話をしました。「『自分も人も大切に』するには、私たちの人権を守るためには、思いやりや優しさが大切だとよく言います。確かにこのことはとても大事なことですが、それだけで一人一人の人権が守られるわけではありません。社会がどうであるかが大切なのです。児童生徒の皆さんにとっては、上林小・中一貫校が社会です。この学校は皆さんの人権が守られなければならない所です。だから一人でも嫌なことを我慢している人がいたとしたら、この学校で人権が守られているとは言えません。だから、嫌なことがあったら一人で辛抱せずに、友だち、先生、お家の人などに相談してください。これからもみんなの人権を守る学校にしていきましょう。」
人の思いやりや優しさは、人それぞれです。思いやりや優しさが人権を守るとなると、守られる人権も、人それぞれとなってしまいます。法律や制度で具体的な解決策が定められた社会でこそ、私たちの人権は守られます。
保護者の皆様には、お子様の人権学習の内容を話題にしていただき、親子でお話していただける機会を持っていただけると幸いです。
校長 北村 宏司
教職員一同