やれば成長できる

 今日から2学期が始まります。今年の夏はとりわけ暑く熱中症や水の事故対策に気を配りながらの夏休みでしたが、児童、生徒の皆さんは、よい思い出が作れたでしょうか。保護者や地域の皆様には、夏休み中も子ども達を様々な面で温かく見守っていただき、ありがとうございました。

 2学期は、1年の中で一番長い学期です。学習内容が多いだけでなく、多くの行事もあります。子ども達の力が大きく伸びるときです。

 2学期を始めるにあたり、始業式では、子ども達に「やればできる」の話をしました。ある人のお話から「やればできる」の本当の意味が分かったときのことです。「実際には頑張ってもできないことがいっぱいある」と感じていた当時の私は、その人の話を聞いてハッとしました。その人はこう言われました。

 「『やればできる』は、成功を目指すってことではないんです。私は、頑張っても失敗ばかりで、やってもできないことばかり。でも、ずっと挑戦してきました。何に対しても挑戦したら、失敗しても必ず自分が成長します。『やればできる』とは、成功ではなく成長を目指す言葉なんです。挑戦することに価値があるんです。」

  誰でも苦手なことがあり、いくら頑張ってもできないこともあります。挑戦して失敗することはとてもよいことです。だめなのは何もしないことです、と子ども達に話しました。

 この2学期は、子ども達には、学習の場面でも、行事やその他の活動の場面でも、大いに挑戦してほしいと願っています。教職員もそうありたいと思います。保護者、地域の皆様には、1学期同様、温かいご支援をよろしくお願いいたします。

                                                       

                                  校長 北村 宏司

                                  教職員一同

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