【総務企画部】PTAだよりNO.174から抜粋(保護者等様からの声)

 2学期発行したPTAだよりNO.174から「保護者等様からの声」を抜粋しました。
 保護者様からのメッセージや心温まるエピソード等もあり、海洋高校での成長がわかる「声」になりました。
 
 ~保護者等様からの声~

 ①丹鉄に約1時間乗車し通っています。入学当初は、早朝の起床や時間のやりくりに苦労し、また学校生活への戸惑いもあったのか、かなり不機嫌な様子で通学していましたが、水産系の授業が始まった頃から表情も明るく、張り切って登校するようになりました。実習など、具体的な学習内容が本人に合っていたからではないかと想像します。今では、せっかく海洋高校に入ったのだから、専門分野の知識を身に付け、将来はその道へ進みたいと考えているようです。好きなもの、勉強したいと思える分野に出会えて本当によかったと思っています。
 また、部活動ではボート部に所属し、朝練習から夕刻の練習まで熱心に取り組んでいます。顧問の先生をはじめ、部活動に対する学校側のサポートがかなり手厚く、部活動に集中できる環境を作っていただいていると感じます。ありがとうございます。親子共々、海洋高校を選んで正解だったと思っています。


 ②中学校までは前に出ていかない控えめなタイプでしたが、海洋高校に入学してからは覚醒したかのように部活動も勉強も活発に行動するように成長しました。


 ③息子が中学3年の時でした。
 「お母さん、大学卒業してしたいことがなかったら、漁師になってもいい?」と聞いてきたのです。私が「それやったら水産系の高校に入って考えたらいいんちゃう?」と言うと「そうやな」と息子は納得しました。それでネットで検索して京都府立海洋高校を受検することになったのです。
 入学後、良い部活動、良い顧問の先生、良い先輩、良い友達に恵まれ息子は部活動にのめり込んでいきました。中学校ではろくに練習にも参加しなかった息子が練習が楽しくてしかたなくなったようです。それで、その競技を続けたいと大学進学も決めたのです。「海洋高校に入って人生が変わった」、息子はそう言っています。厳しくも暖かく指導してくださった先生方、仲良くしてくれた友人たちに感謝の思いで一杯です。本当にありがとうございました。


 ④将来の夢はまだ先のことだと思っていたが、選択はあっという間に訪れる。海洋に入り、何が必要か、何を選ぶべきかを自分で調べ考えるようになりました。


 ⑤部屋の使い方がとても綺麗になっており、日頃から丁寧に生活している様子がうかがえます。また、最近は他者に対して「ありがとう」としっかりお礼を言えるようになり、対人面での成長も感じられます。さらに、先日の文化祭では靴を非常に綺麗に揃えて校舎に上がっていて、その丁寧さに驚かされました。こうした行動が習慣として身に付いてきているのかもしれません。


 ⑥親元を離れての生活では、3年間、下宿先の御家族の皆様に大変お世話になりました。学校は、最初はなんて厳しい校則だろうと、親子共々戸惑いがありました。しかし、3年間を通して、身だしなみや礼儀作法をしっかり教えていただき見違えるような凛とした姿に成長したと感じています。帰省した際には、息子から「ありがとう」の感謝の言葉が多く、積極的に家のお手伝いをする姿が見られます。大学進学は本人が目標を定めた後は、先生方に本当にたくさんのサポートをしていただいたようで、おかげ様で頑張ることができました。クラスメイトと一緒に取り組むイベントが数々あり、協力することの大切さや、リーダーとなる機会を与えていただきました。皆様、息子と一緒に過ごし、支えてくださり、本当にありがとうございました。
 早いもので高校3年生。右も左も分からない、知り合いもいない中で始まった寮生活、入学式で不安いっぱいの顔をしていたこと、4日目でホームシックにかかり泣いて帰って来たこと、昨日のことのようです。今ではそんなことがあったのが嘘のように、たくさんの友達に囲まれ、学業では潜水士の資格、船舶の資格などたくさんの資格を取得し、部活動ではボート部で目標のインターハイ出場を果たしました。彼自身精神的に成長できた3年間ではなかったかと思います。入学当初は行かせて良かったのか悩みましたが、今では海洋高校に行かせて本当に良かったと思います。あと残り少ないですが、充実した高校生活を過ごしてほしいです。


 ⑦海洋高校に入学して初めての寮生活の中で、生徒自身が役割分担を果たすうえで共同生活の規律・責任感等のかかわり方を学べ、ボート部を通じては目標を向かって仲間との絆・協調性を養う大切さを知りインターハイ出場という結果で、また大きな成長に繋がったと思います。
 学習活動は、海について学べた上で潜水士・船舶免許等の特殊な免許が取得でき、学校で培った専門知識・技術で自信が付き貴重な時間が育まれたと思います。


 ⑧4月から実家を離れ黒潮寮での生活が始まりました。
 入学式の後、荷物を部屋に入れた後不安いっぱいだったと思いますが、同室の先輩にたくさんのことを教えてもらいながら、次に会った時にはしっかりと目標を持ち、たくましい顔になっていてビックリしました。
 中3までは勉強もあまり得意ではありませんでしたが、1から学べる水産海洋基礎が面白かったのか、テストで点数が取れる喜びを感じて勉強するおもしろさを知っていったのではないかと思います。
 部活動では辛くキツイトレーニングをこなしながら必死にくらいついて、体も見違えるほどにガッチリして頑張ってるんだなと、遠く離れた自宅から応援する日々です。
 まだまだ心配も不安もありますが、大きく強く成長している姿を来年も楽しみにしています。


 ⑨正直、本人も親も「何がきっかけでこんな所に来てしまったんだろう(行かせたんだろう)」と入学直後はそんなことばかり思って、お互いに寂しさと不安に押しつぶされそうな日々を送りました。しかし、部活動を通じて出会った仲間や先生、下宿で生活を共にする仲間、共に過ごす時間が積み重なり、本人も気付かぬままいつの間にか慣れていきました。学生ながら、親元を離れ自分の責任のもと、学校生活はもちろん、私生活も含めて過ごさなければなりません。
 必然といろいろな面で成長します。具体的に一言で書き表すことはできませんが、間違いなく精神面において成長しています。これも日々周りで支えてくださる先生方・仲間のおかげと感謝しております。
 ただ親としては、そばで成長を見れない淋しさが少しありますけれど……親も成長ですね。


 ⑩小学校低学年の頃にテレビで見た海洋高校の特集に興味を持ち、その頃からの気持ちを持ち続けての入学でした。
 親としては寮生活になり、毎日見えることができていた顔を見られることができないこと、連絡もLINEなど文章で、声を聞くことが減り、不安も寂しさもあるのが現実です。ですが、本人が希望していたマリンバイオ部に入部し、生き物のお世話の難しさや、それゆえの楽しさ、イベントでの研究発表をしている姿を見ることができ、成長を感じています。親元を離れますが、友だちと楽しんでいることも大変良いことだと思います。
 これからも成長を見守っていけたらと思っています。


 ⑪地元から遠く離れた海洋高校に入学し、全てが今までと違う環境で、どのように過ごしていけるのかと不安もありました。
 ですが、先生方や部活動の先輩、寮の先輩や同級生のおかげで、大変楽しく学校生活を送れているようで、親として嬉しくまた安心しております。
 夏休みの帰省の折は、後輩たちから「かっこよくなった!」「たくましくなった!」と言ってもらえ嬉しそうにしておりました。
 1年生生活も後半に入ります。自分が入学時にしてもらったように、春に入ってくる新入生たちに頼りにしてもらえるような上級生になれるように3学期も頑張ってほしいと思います。応援してるぞ!!


 ⑫息子から海洋高校に行きたいと言われた時は、正直とても驚きました。親元を離れ、1人でやっていけるのか?勉強は自分で?生活のことは何も教えていないしと心配ばかりしていました。寮生活の初日に「寝坊してしもた!」と言ってきたものの、それ以降は泣き言を言わず、洗濯やそうじ、勉強に部活動と頑張っているようです。息子からの連絡は、ほとんどないのですが、積極的にボランティアや生徒会、資格の勉強会などに参加しているようで、学校のホームページやインスタグラムにチラリと笑顔の息子が写っており、しっかりやってるんやな、充実してるんやなと勝手に思っています。
 時々、先生にお叱りをいただくこともありますが、自分の夢に向かって頑張っている姿にとても成長を感じています。


 ⑬毎年、春にある原先生の人権についての講演会で、保護者へ「子どもたちが家から出て淋しい人?」という質問がありました。 今でも、帰省が終わり宮津へ送ったときは少し淋しいですが、親としては「心配」という言葉がしっくりときます。 帰省の際、実習服を含めた洗濯物をたくさん持って帰ってくるのですが、これを普段は自分で洗い、ご飯も何とかやりながら生活していると思うと、まだまだ親に甘えたい時期だろうに、よくぞここまでやってきたなと思います。
 夫婦は添い遂げるもの、子どもは巣立つものとして育ててきました。親子ともに心配という心配をしながら巣立ちへの準備をしているところです。


 ⑭子どもが入学して、早いもので高校生活の半分が過ぎました。この1年半で楽しいこともあれば辛い出来事もたくさん経験し、目まぐるしく過ぎた気がします。学校での出来事を話してくれる度に、「本当にどれくらいの友達がいるのだろうか?」「楽しい高校生活を送っているのだろうか?」と心配でなりませんでした。しかし心配事がある度に先生方に御相談し、学校での出来事を間近で見ていただいている先生方からいろいろとお聞きすることで、私の心配も少しは和らぎました。
 入学前からやりたかったことが、希望のコースに入れたことで少しずつできるようになり、子どもの成長する姿が少しずつ頼もしく思えるようになりました。資格をたくさん取りたいとかクラスの中で上位成績を取りたいとか、自分の目標を少しずつ達成している子どもの姿を見ていると誇らしく思えます。
 残りの高校生活を、悔いのないよう思いっきり頑張れ〜。


 ⑮海洋高校に入学し、1年半が経ちました。部活動のことしか頭にないのでは?と思うほど部活動に打ち込む毎日です。小さい頃からプライドが高く自分の弱い姿を見せることは、ポリシーに反する様でした。そんな息子が今、記録が出せなかった時には泣き、怪我をして思いどおりにいかない時も前を向こうと必死にもがいている姿に成長を感じています。
 この学校でたくさんの仲間、先生に出会い少しずつでも変わってこれたことに感謝しかありません。  
 母としては、背中を見守ることしかできず、あと1年もすれば家を出るんだろうなという寂しさに襲われていますが…かっこ悪くたっていい。どんな姿も全力で受け止めます。今しかできない大好きなことを思いっきりやってきてください‼︎誰よりも応援してます。


 ⑯卒業まであと数ヶ月、就職先も決まり、ほっとしています。
 先日、テスト勉強していた子どもが、「教室でテスト受けるのもあと数回だな」とボソッと言いました。友達とのトラブルがありつつも、寂しさを感じているのかもしれません。誤解されるような言い方や態度を、親や先生方から今まで何度も注意され、その度に反省しつつもまだやってしまうので、これからも心配は尽きません。
 それでも、本人が自分で決めた進路を受け入れ、家にいる間はケンカしながらも支えていこうと思います。