日々の練習について(トレーニング編)

 京都府立海洋高校の学校施設内にはトレーニングルームが設置されており、学科や部活動で使用をしています。硬式野球部では、令和4年度4月から本格的なウエイトトレーニングを導入しています。高校からウエイトトレーニングを開始する生徒がほとんどになるため、ウエイトトレーニングの効果や知識の勉強、正しいフォーム作りから始めました。

 今回もその一部を紹介します。

 高校生にとって、硬式野球を活動する期間は短くて2年3か月となります。この期間を長いと感じるか、短いと感じるかは様々ですが、実質活動する時間はそれよりも短くなります。さらに、平日は曜日によって異なりますが、1時間30分から2時間40分の活動時間となります。特に秋から春にかけては、日が沈む時間が早くなり、17時を過ぎるとボールが見えなくなります。それでも、硬式野球部ではあらゆることをポジティブに捉えています。例えば、グラウンドが使用できる日には17時15分までをグラウンドで活動をし、それ以降をウエイトトレーニングの時間としています。これにより、短時間集中で取り組んで、気持ちの切替も行えます。
 現在、全部員の計測を行いながら成長記録をみて、メニューのバリエーションや強度を上げるようにしています。1年生の中には、ベンチプレスを30kgを上げるのが精一杯だったのが令和5年1月の計測会では57.5kgまで上げられるようになったり、1番重い生徒では115kgまで成長しています。あくまでこれは一部の取組になりますが、貴重な時間を有効活用し、部活動が成長の場となるように今後も模索していきます。